2022年5月13日、レクサスはコンパクト クロスオーバーの「UX」をビッグマイナーチェンジして発表した。日本仕様の発売は、2022年の夏ごろを予定している。(ここで掲載している画像は、すべてプロトタイプのものです)

■予防安全技術の機能拡充や最新のマルチメディアシステムを採用した先進装備の進化

画像: デジタルキーのイメージ。

デジタルキーのイメージ。

予防安全技術「レクサス セーフティシステム+」の機能を従来型より拡充。「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大、「レーントレーシングアシスト」の車線認識にAI技術を活用、「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」にカーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加、「ドライバー異常時対応システム」を追加、などにより、事故の防止や交通事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担軽減を目指している。

また、専用のスマートフォンアプリをインストールすることで、この機能を有する車両に対してスマートフォンをデジタルキーとして使用できる。ドアのロック/アンロックはもちろん、エンジンスタートもできる。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しも可能だ。

マルチメディアシステムやコネクティッドサービスも刷新された。大型化/高解像度化した12.3インチ/8インチ タッチディスプレイを採用するとともに、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載している。ソフトウエアは、OTA(オーバー ジ エア)でアップデートが可能だ。

タッチディスプレイは、よりドライバー側へ搭載され、運転姿勢を崩さずにタッチ操作することができる。またディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インパネやコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化している。

画像: 12.3インチのタッチディスプレイ。

12.3インチのタッチディスプレイ。

マルチメディアシステムは直感的な使いやすさを追求し、ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現している。音声認識機能や、スマートフォンとのリンク機能も備えている。

日本仕様の発売は、前述のように2022年の夏ごろを予定されている。ラインナップは従来型と同様に2Lガソリンエンジン仕様の「UX200」と、同エンジン+モーターのハイブリッド「UX250h」、そしてバッテリーEVの「UX300e」も設定されると思われる。

ボディサイズやパワートレーンのスペックなどの詳細も現段階では未発表だが、新しくなったレクサスUXの再参入によって、輸入車のライバルも多いプレミアム コンパクトSUV市場は、この夏以降にさらに活性化していきそうだ。

画像: 一文字形状のテールランプは、従来型から踏襲されるようだ。

一文字形状のテールランプは、従来型から踏襲されるようだ。

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