
多くのファンを生み出してきたキャデラック伝統の静粛性はCT5にも
「CT5」はキャデラックブランドの伝統とドライバーズカーとしての資質を結集したEセグメントのラグジュアリーセダンである。キャデラックといえば、まずデザインがポイントだが、CT5もまさしくそう。メッシュグリルと四隅のLEDバーティカルライトにより、遠くから眺めてもひと目でキャデラックとわかる。流麗で伸びやかなワンモーションのサイドビューや、エッジの効いた彫刻的なフォルムも印象的である。
伝統と革新を見事に競演させたインテリアからは、手や目で感じる部分に往年のキャデラックに通じる「リアル素材を用いたクラフトマンシップ」を味わえるうえ、最新モデルらしくハイテク装備も満載されている。左ハンドル仕様のみの設定となっているが、だからこそぜひ乗りたいというファンもいまだに多いのだ。

キャデラック CT5のグレード展開はふたつで、4WDの「スポーツ」(写真)とFRの「プラチナム」がある。
タッチスクリーンにロータリーコントローラーとハードボタンを組み合わせたインターフェースは、より直感的でスムーズな操作を可能としている。加えて、高性能オーディオ「Boseパフォーマンスシリーズ サラウンドサウンド15スピーカーシステム」と「Boseアクティブノイズキャンセレーション」を組み合わせたことによる音響空間の造りこみも素晴らしい。
走行ノイズの抑制とアクティブノイズキャンセレーション技術によりラグジュアリーカーらしい静粛さを実現しながら、耳当たりのよいサウンドを乗員に心地よく提供してくれる。こうした「音の良さ」に惹かれてキャデラックを選ぶファンは少なくない。

根強い人気のある左ハンドル仕様。メーターは12インチ、センターは10インチのディスプレイを採用する。

運転席・助手席ともに、8ウェイ&ランバーサポートの電動調整、ヒーターやベンチレーションも搭載する。

とにかく広い後席のレッグスペース。頭上空間もルーフライニングの形状を工夫することで確保している。

ラゲッジスペースは横幅もさることながら、リアシートバックを倒して長尺ものを収納することもできる。

トランスミッションは10速という多段化されたAT。シフトノブは曲面を使った手に馴染む形状としている。
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CT5 校正2回目 スポーティな走りを実感!アメリカンラグジュアリーセダン キャデラック CT5
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