SUVのスタンダードモデル「ティグアン」に「やっと」4輪駆動仕様の4モーションが導入となった。さらに「ゴルフ ヴァリアント」にもディーゼルエンジン搭載モデルが追加。ユーザーが待ち望んでいた最新モデルたちのバリューを、さっそくチェックだ。(Motor Magazine 2023年3月号より)

力強いTDIエンジン搭載のゴルフヴァリアント

もう1台、見逃すことができないのがゴルフヴァリントに追加されたTDIモデル。ヴァリアント自体は2021年7月にリリースされていたが、力強い低速トルクと優れた燃費で人気のディーゼルターボ仕様が発売されたのは2022年10月のことだ。

画像: ゴルフ ヴァリアント TDI Rライン。力強いトルクと優れた燃費で人気の2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載。

ゴルフ ヴァリアント TDI Rライン。力強いトルクと優れた燃費で人気の2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載。

排気量2Lで150psと360Nmを生み出すスペックは発売済みのハッチバックと同様だが、荷物を積む機会の多いヴァリアントユーザーにこそ、このTDIが必要であることはいうまでもなかろう。

実は私、ゴルフ8ハッチバックのなかでは、快適性と走りの力強さという点からTDIがベストだと信じているのだが、ヴァリアントTDIも同様に足まわりは鷹揚で乗り心地は良好。唯一、サスペンションのストロークスピードが速いときのみ硬めに感じるが、これはリアに重い荷物を積む可能性のあるヴァリアントでは致し方ないところかもしれない。

これを除けば、エンジン始動時もディーゼルエンジンとは思えないほど静かだし、低速時のガラガラ音もほとんど聞こえない。それでいて、最大トルクは1.5Lガソリンエンジンの44%増しなのだから、力強いことこの上ない。

しかも燃費はガソリンの17.0km/Lに対して19.0km/Lと優秀。おまけに軽油のほうが格段に燃料代は安いのだから、長距離を走るドライバーにとって、こんなにありがたい存在はない。全幅はティグアンよりも狭いのに、荷室容量にまったくといっていいほど差がないのも、ゴルフ ヴァリアントの魅力のひとつと言っていいだろう。

ここでは2台の優劣を語るのが目的ではないものの、個人的には重心がより低く、高速道路からワインディングロードまで安定した姿勢を崩さないゴルフ ヴァリアントTDIに強く惹かれた。ただし、同行した取材メンバーからは、快適性の高いティグアンがより魅力的という声を多く聞いたのも事実。

どちらにしても、クルマを徹底的に使い倒すドライバーにお勧めのモデルであることは間違いのない。その意味において、2台とも実にフォルクスワーゲンらしいモデルといえるはずだ。(文:大谷達也/写真:永元秀和)

フォルクスワーゲン ティグアン TSI 4モーション Rライン主要諸元

●全長×全幅×全高:4520×1860×1675mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1720kg
●エンジン:直4DOHCターボ
●総排気量:1984cc
●最高出力:140kW(190ps)/4200-6000rpm
●最大トルク:320Nm/1500-4100rpm
●トランスミッション:7速DCT(DSG)
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・61L
●WLTCモード燃費:12.8km/L
●タイヤサイズ:255/45R19
●車両価格(税込):581万6000円

フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI Rライン主要諸元

●全長×全幅×全高:4640×1790×1485mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1500kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1968cc
●最高出力:110kW(150ps)/3000-4200rpm
●最大トルク:360Nm/1600-2750rpm
●トランスミッション:7速DCT(DSG)
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・51L
●WLTCモード燃費:19.0km/L
●タイヤサイズ:225/45R19
●車両価格(税込):441万6000円

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