新型GXと同時に発表された、北米専用の3列SUV
サイズ的には、フラッグシップ SUVのLXよりも少し長く、全幅は同じで、全高は10cmほど低い。
新たなショーファードリブンカーを目指すLLクラス ミニバンの「LM」、クラスレスなコンパクトという新しい価値を提案するコンパクトSUVの「LBX」、そしてオンからオフまでシーンを選ばず、あらゆる道を走破し、新たな体験を提供する本格オフローダーの「GX」と、立て続けにニューモデルを発表するレクサスが、今回GXと同時に発表したのが、この「TX」だ。
TXの外寸は、全長5160〜5170×全幅1990×全高1780mm、ホイールベースは2950mmと、レクサス SUVラインナップのフラッグシップであるLXよりも少し長く、全幅は同じで全高は10cmほど低いといったサイズ。ホイールベースも100mm長い。
そのスタイリングは、機能と品質を兼ね備えた実用的エレガンス（プラクティカル エレガンス＝PRACTICAL ELEGANCE）をコンセプトとし、また、空力性能などフロント機能全体を包括的に捉えたレクサスの新たなフロントフェース「ユニファイドスピンドル」を、先日発表されたLBXに続いて採用している。
TXは、北米地域における、家族や大切な友人たちと快適に移動ができる3列シート（6／7人乗り）を備えたクルマへの強いニーズへ寄り添うため、北米専用モデルとして新開発された。大人2名がゆったりと座れるスペースの3列目シートの設定や、定員乗車時でも十分な容量を確保したラゲッジスペース、優れた静粛性など、すべての乗員が快適に移動できる室内空間を徹底的に追求している。
パワートレーンはハイブリッドなど3種を設定
インパネまわりの雰囲気は、SUVテイストは強くなさそうだ。
GA-Kプラットフォームの採用などで、NXやLX、RXなど次世代レクサスのSUVラインナップでも磨き上げてきたレクサスならではの走り「レクサス ドライビング シグネチャー」をTXでも実現している。
パワートレーンは、2.4Lターボ ガソリンエンジンに加え、実用的なEV航続距離とリニアな加速とともに高い質感を備え、ラグジュアリーな世界観を実現するレクサス初の新開発3.5L V6 プラグインハイブリッドシステム仕様や、リアの高出力モーターと4WD力システム「ダイレクト4」を採用した「Fスポーツ パフォーマンス」専用の2.4Lターボ ハイブリッドシステム仕様を設定。カーボンニュートラル社会実現への貢献と、運転をより楽しみたいドライバーのニーズに対応する。
その他の装備では、先進の予防安全技術「レクサス セーフティシステム+」などにより、長距離移動などにおける運転をサポートし、ドライバーやパッセンジャーの移動時間をより快適にしてくれる。
北米専用仕様とアナウンスされているところから、日本に正規導入される見込みは少ないが、並行輸入で日本にやって来る可能性は高い。レクサスの新たなSUV、TXの実車が日本の道を走る姿を見たいと思うクルマ好きは、けっして少なくないはずだ。
日本に正規導入される可能性は低そうだが、日本の道を走る姿を見てみたい。
レクサス TX（プロトタイプ） 主要諸元
●全長×全幅×全高：5160〜5170×1990×1780mm
●ホイールベース：2950mm
●エンジン型式：2.4Lターボ（TX350）／2.4Lターボ ハイブリッド（TX500h）／3.5L V6 プラグインハイブリッド（TX550h+）
●トランスミッション：8速AT（TX350）／6速AT（TX500h）／CVT（TX550h+）
●駆動方式：FWD・AWD（TX350）／ダイレクト4 AWD（TX500h／TX550h+）
●タイヤサイズ：255／55R20または255／45R22（TX350）、255／45R22（TX500h／TX550h+）
新型TX（プロトタイプ）リビール映像
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