2022年9月15日から販売を開始した、マツダのラージ商品群第1弾となるクロスオーバーSUV、CX-60。販売開始から半年以上が経過したが、その人気の動向などを実際のセールスデータから探ってみた。

人気のボディカラーとメーカーオプションは?

画像: CX-60のボディカラーで一番人気は、訴求色でもある写真のロジウムホワイトプレミアムメタリック。

CX-60のボディカラーで一番人気は、訴求色でもある写真のロジウムホワイトプレミアムメタリック。

人気のボディカラーと、その比率は、1位がロジウムホワイトプレミアムメタリック(41%)、2位がジェットブラックマイカ(18%)、3位がマシーングレープレミアムメタリック(16%)となっている。一時期、マツダの訴求色であったソウルレッドクリスタルメタリックなど7色が設定されているが、CX-60の訴求色であるロジウムホワイトプレミアムメタリックを筆頭にモノトーン系が好まれている。

購入時でなければ装着できないメーカーオプションでは、地上デジタルTVチューナー<フルセグ>(29.5%)、ドライバー パーソナライゼーション システムパッケージ(15.9%)、BOSEサウンドシステム+12スピーカー(14.7%)が人気のトップ3となっている。CX-60ならではのロングツーリングを快適に過ごすためのアイテムが求められているようだ。

子育てが落ち着いた40代後半の男性がイメージ像か

画像: 「運転のしやすさ」や「高速走行時の安定性」などが購入時に重視したポイントとしてあげられている(写真はイメージです)。

「運転のしやすさ」や「高速走行時の安定性」などが購入時に重視したポイントとしてあげられている(写真はイメージです)。

購買層の男女比では、男性:86%/女性:14%と圧倒的に男性比率が高いのは、CX-60というクルマの立ち位置を考えると仕方ないところか。実際に運転してみると思ったより取り回しは悪くないし、女性にもどんどん乗ってもらいたいものだが。

購入者の平均年齢は46.9歳。ライフステージ別では、独身&カップルが30%、ファミリー層が22%、子育てを終えたポストファミリー層が48%となっている。やはりファミリー層はミニバンからまだ乗り換えられず、可処分所得の多い独身&カップルや、子どもにお金がかからなくなったポストファミリー層が趣味などの楽しみの手段として選んでいるのも分かるような気がする。

購入時に重視したポイントは、高い順に「エンジンの種類」「ボディカラー」「運転のしやすさ」「高速走行時の安定性」「運転することの楽しさ」「出足加速の良さ」「スタイルや外観」「追い越し加速の良さ」「視界の良さ」などが上げられている。

この項目に、CX-60の人気の要因が集約されているようだ。マツダとしては、CX-5やCX-8からの買い換えはもちろん、他の国産車や輸入車からの乗り換えにも期待している。売れ筋のXDハイブリッド系は500万円台と、それなりの車両価格ではあるが、以前に紹介した2.5L ガソリンエンジンの25Sのようなコスパの高いグレードも設定されている。

CX-60のようなSUVを購入する場合は、じっくり永く付き合いたいと選ぶ人は多いはず。まずは実車を見て、さわって、試乗してみて、使い方や予算などを検討しながら、自分に合った1台を選んでみたい。

画像: BOSEサウンドシステム+12スピーカーも、メーカーオプションとして人気が高い(写真はイメージです)。

BOSEサウンドシステム+12スピーカーも、メーカーオプションとして人気が高い(写真はイメージです)。

マツダ CX-60 XDハイブリッド プレミアムスポーツ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4740×1890×1685mm
●ホイールベース:2870mm
●車両重量:1940kg
●エンジン:直6 DOHCディーゼルターボ+モーター
●総排気量:3283cc
●最高出力:187kW(254ps)/3750rpm
●最大トルク:550Nm(56.1kgm)/1500-2400rpm
●モーター最高出力:12kW(16.3ps)/900rpm
●モーター最大トルク:153Nm(15.6kgm)/200rpm
●トランスミッション:8速トルコンレスAT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:軽油・58L
●WLTCモード燃費:21.0km/L
●タイヤサイズ:235/50R20
●車両価格(税込):547万2500円

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