「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、MINI ロードスターだ。
MINI ロードスター（2012年：ニューモデル）
2011年秋に日本デビューを果たしたMINI クーペをベースにオープン化したロードスター。したがって2人乗りとなる。
2011年秋に日本でも発表されたクーペをベースにした、MINIファミリーの第6弾、ロードスター。以前に海外試乗記を紹介したが、いよいよ日本デビュー。ソフトトップのオープン2シーターは、ゴーカート感覚の走りに開放感をプラスした。
MINI6番目の兄弟として、クーペ同様クラシック MINIの時代には存在しなかったロードスターが登場した。そのロードスターを語るには、まずクーペのおさらいをした方がわかりやすい。MINI クーペは初の2名乗り仕様。Aピラーが13度寝かされ、50mm車高が低くなり、ハッチバックの運動性能を超えたMINIいちばんの走り系モデルだ。また、後席部分をトランクスペースにし、ハッチバック+120Lの280Lの容量を誇るなど利便性も高い。
走り系らしく、80km／hを超えると上昇、60km／hを下回ると自動的に収納されるアクティブルーフスポイラーを装備・・・。という、クーペのオープンモデルがロードスターだ。クーペとの差は、ルーフとトランクだ。トランク容量は240Lとクラブマンの260Lより少し少ないという容量。ちなみに同じくオープンモデルであるコンバーチブルが、オープン時125L／クローズ時170Lだから、かなり容量があることは見当がつくだろう。
