1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ランボルギーニ アヴェンタドールだ。

「S」から「SVJ」へ、さらなる進化を遂げる

画像: 最新メカニズムを満載して2018年に登場したアヴェンタドールSVJは、ニュルブルクリンク北コースで6分45秒切りの速さを見せた。

最新メカニズムを満載して2018年に登場したアヴェンタドールSVJは、ニュルブルクリンク北コースで6分45秒切りの速さを見せた。

2018年のペブルビーチコンクール デレガンスでは、さらに上をいく高性能バージョンとして、「アヴェンタドール SVJ」が発表された。SVはスーパーヴェローチェの略で、Jはイオタ(Jota)を表し、かつてミウラの特別バージョンとして作られたイオタと同様に、レース走行への熱い思いが込められている。

発表前にニュルブルクリンク北コースで当時の市販車最速となる6分44秒97の記録を打ち立てており、コーナリングは不得手といわれていた往年のフラッグシップ、カウンタックとは隔世の感があるといえるだろう。

エクステリアでは、サイドフィン付きのフロントバンパーのインテーク内に、ALA(エアロディナミカ ランボルギーニ アッテヴァ)というアクティブ エアロダイナミクス システムを搭載。リアにはカーボンファイバー製のウイングも装着され、バンパー下部は巨大なディフューザーとなっている。ALAは2.0に進化し、電動モーターがフロントスプリッターやエンジンボンネットのフラップを開閉し、ストレートではドラッグを低減、コーナーではアウト側のダウンフォースを高めてトラクションを最適化する。

ミッドシップされるV型12気筒 DOHCの排気量は6498ccとアヴェンタドールSと変わらないが、最高出力は30psアップの770ps、最大トルクは30Nmアップの720Nmと、デビュー当時は歴代のランボルギーニV12エンジン搭載量産車では最強だった。

画像: カウンタックからベースを受け継いできたV12エンジンもアヴェンタドールでは新設計となった。掛け値なしの700psは強烈だ。

カウンタックからベースを受け継いできたV12エンジンもアヴェンタドールでは新設計となった。掛け値なしの700psは強烈だ。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 主要諸元

●全長×全幅×全高:4780×2030×1136mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1575kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:6498cc
●最高出力:700ps/8250rpm
●最大トルク:690Nm/5500rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・90L
●トランスミッション:7速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●タイヤサイズ:前255/30ZR20、後355/25ZR21

画像: amzn.to
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