「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、ディーゼルを搭載したBMW X5だ。

BMW X5 xドライブ35d(2012年:2代目 車種追加)

画像: 写真はダイナミックスポーツ パッケージ装着車。ボディ下まわりのパーツが迫力満点。20インチのタイヤ&ホイールもオプション。

写真はダイナミックスポーツ パッケージ装着車。ボディ下まわりのパーツが迫力満点。20インチのタイヤ&ホイールもオプション。

BMWが久々に日本に導入したディーゼルエンジン搭載車が、X5 xドライブ35dだ。もちろん日本の厳しい排ガス規制をクリアしながら、力強いドライビングパフォーマンスと低燃費を実現している。いいらしいとは聞いていたが、これほどまでとは予想外だった。BMWは、ディーゼルも素晴らしい! ディーゼルらしい力強いトルク感に加えて、ガソリンエンジンのように回して楽しめる味を持っている。

このところ(編集部註:2012年)世の中でも、ディーゼルは実は良いものだという認識が徐々に浸透してきている中で、BMWのディーゼルは、持ち前の「駆け抜ける歓び」を味わわせてくれる。しかもアイドリング時の振動は小さく、ガソリンと同等とまではいわないが静粛性にも優れている。ディーゼルの良さを持ちながら、ディーゼルの負い目を払拭した、素晴らしい仕上がりだ。

もちろん燃費への期待にも応えてくれる。3Lのガソリンエンジンと比べてJC08モード燃費は約30%向上となる11.0km/Lを達成。ちなみに計算上の航続距離は、ガソリンの723kmから935kmへと212kmも増えることになる。

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