2023年9月22日、スバルは「BRZ」の一部改良を発表。同時に、上質さとスポーティさを併せ持つ新グレード「STI Sport」の追加も行われた。

マニュアルトランスミッション車にも「アイサイト」を搭載

スバルとトヨタの共同開発から誕生したFRレイアウトのピュアスポーツ「BRZ」に一部改良が行われた。ポイントは、スバルの誇る運転支援システム「アイサイト」の、マニュアルトランスミッション車(以下MT車)への採用だ。

「アイサイト」の高い衝突回避・衝突被害軽減・運転負荷軽減の各性能に、MT車の特性に合わせた制御を施すことで、運転する愉しさと安心を高い次元で両立したという。

他には、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)の制御の最適化および、「R」グレード装着の17インチタイヤに新トレッドパターンを採用するなどが行われた。

今回の一部改良にともない、上質さとさらなるスポーティさを併せ持つ新グレード「STI Sport」の設定も行われた。

画像: 新グレード「STI Sport」のインテリア。上質感のなかにスポーティさが宿る。

新グレード「STI Sport」のインテリア。上質感のなかにスポーティさが宿る。

STIチューニングによる専用サスペンションを装備し、ステアリング切り始めから内輪の横力を引き出すダンパーセッティングが行われている。これは、応答性の高いハンドリングを目指してのことだ。フロントサスペンションには、快適な乗り心地と俊敏でスポーティな走りが期待できる、STIチューニング日立Astemo製SFRDフロントダンパーが採用される。

足元は、光輝感の高いダークメタリックの18インチアルミホイールを履き、 動的性能をより高めるゴールドキャリパーのブレンボ製17インチフロント&リアベンチレーテッドディスクブレーキが、 メーカーオプションとして用意される。

エクステリアは、ドアミラーやルーフアンテナをブラック化し、ヘッドライト内ユニットのBRZロゴカラーがチェリーレッドとされた。インテリアでは、ブラックとボルドーとで仕立てたウルトラスエードと本革のシートやダークキャストメタリック加飾パーツを配し、上質感とスポーティさを演出している。

なお、「BRZ 」一部改良モデルは、2023年9月24日富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「FUJI 86/BRZ STYLE 2023」に展示される。月間販売計画は350台。

新グレード「STI Sport 」主要装備

◼ 足回り/メカニズム
・STI チューニング日立Astemo製SFRD フロントダンパー
・STI チューニングリヤダンパー
・215/40R18ハイパフォーマンスタイヤ&18インチアルミホイール(ダークメタリック)
・ブレンボ製17インチフロント&リヤベンチレーテッドディスクブレーキ(ゴールドキャリパー/メーカー装着オプション)
◼ エクステリア
・フルLEDヘッドランプ(BRZ チェリーレッドレターマーク付き)
・電動格納式リモコンドアミラー(クリスタルブラック・シリカ)
・ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ、クリスタルブラック・シリカ)
・STI エンブレム(フロント&リヤ)
◼ インテリア
・ BOXER メーター(ボルドーリング加飾、STIロゴ入り)
・ウルトラスエード/本革シート(ブラック/ボルドー、レッドステッチ+ブラックアクセント+STI ロゴ入り)
・シフトまわり加飾(ダークキャストメタリック)
・ヒーターコントロールダイヤル&スイッチ(ダークキャストメタリック)
・ プッシュエンジンスイッチ(STI ロゴ入り、レッドタイプ)
・メーターバイザー&ドアトリム ショルダーパッド(ブランノーブ表皮巻+レッドステッチ)

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