2023年9月17日、静岡県・富士スピードウェイで開催された「MAZDA FAN FESTA 2023 at FUJI SPEEDWAY」。マツダファン1万4000人が集まったこのイベントには新旧のマツダ車が勢ぞろい。「MX-30 ロータリーEV」の初お披露目、「787B」のサーキット走行など、見どころがたくさんあったこのイベントの中で、FD3S型RX-7になぜか人だかりができていた。それはなぜだろうか。

マツダの名車とこれからも長く付き合っていくために

RX-7もFD3S型ですら1991年デビュー(FC型は1985年発売)。最終のスピリットRでも2002年8月に生産終了なので、初期型はNA型ロードスターとほぼ同年代。最終型でもすでに20年が経過している。そのため各部の経年劣化はもとより、個体によってはボディまでダメージが出ていることも。マツダはこれからもRX-7に長く乗り続けてもらうための環境づくりとしてサービスの拡大を始めた。

画像: スポーツカーらしくタイトなRX-7のコックピット。内装では特にダッシュボードが直射日光や日差しの影響を受けやすく、古いクルマでは反ったり、ひび割れを起こすなど定番の痛みポイント。

スポーツカーらしくタイトなRX-7のコックピット。内装では特にダッシュボードが直射日光や日差しの影響を受けやすく、古いクルマでは反ったり、ひび割れを起こすなど定番の痛みポイント。

RX-7はグローバル市場でFC型が27万2000台、FD型が6万8000台販売されている。今でも日本国内ではFCが8000台、FDが1万6000台(2022年度)が乗り続けられているというから、この日を待ち望んでいた人も多いことだろう。

FC/FD型用の復刻パーツ自体は2020年にスタートしていて、すでに約90点のパーツが用意されているというが、絶版となっている部品は細かいパーツも入れればまだ300点近くもあるという。このRX-7のレストアでも1000点以上の部品を新品に交換しているというが、手に入らない部品もまだ多いようだ。こうした部品の生産、復刻は全国のRX-7オーナーやショップなどからも話を聞き、情報を仕入れて、必要なパーツを選んでいるという。

それでもいま困っているのは内装系のパーツ。大きなところでいえば、経年劣化でひび割れする可能性もあるダッシュボードは手に入らない部品だそう。もちろん再生産可能なサプライヤーはいるのだが、今のところ年に10個程度の需要と予想されているので、それではたとえ再生できても現実的な金額では販売できない。その場合の対応としては、交換ではなく、修復するという方法が考えられる。

マツダはこうした部品の補修なども含めて、ボディ、内装、外装、エンジンなど新車時の状態に戻せるように、RX-7のレストアサービスを2024年度中に開始できるように進めている。

PHEVとなって蘇った新生ロータリーエンジンとともに、ロードスター、RX-7といったマツダの名車をこれからも長く乗り続けられるよう、メーカーがこうした取り組みを続けてくれることは本当にありがたい話。ファンを大切にするこうした姿勢こそがさらに、多くのファンを呼んでいるに違いない。

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