日本の経済を大きく支えている自動車産業。そんな我らの誇りでもある日本車は2023年も魅力あるクルマを登場させた。今回はそのなかで、注目のスポーツモデル&セダンを紹介する。(Motor Magazine2024年1月号より/文・岡本幸一郎)

各社スポーツモデルの進化と熟成を目指した2023年

レクサス LC 2023年6月8日発表

画像: 日本のラグジュアリークーペ&カブリオレであると同時に、レクサスを象徴する存在であるLC。

日本のラグジュアリークーペ&カブリオレであると同時に、レクサスを象徴する存在であるLC。

レクサスLCは一部改良を実施。走りの進化と装備類のアップデートが図られ、新世代のインフォテインメントの採用やメカニカル制御の最適化、床下ブレース補強などの高剛性化により走行性能を大幅に強化された。同時に、特別仕様車の“EDGE”が60台限定で抽選販売されたのもトピックだ。

スバル BRZ/トヨタ GR86 2023年9月22日発表

画像: トヨタのGR86、スバル BRZには国産ピュアFRスポーツモデルとして確固たる地位を築いた。

トヨタのGR86、スバル BRZには国産ピュアFRスポーツモデルとして確固たる地位を築いた。

トヨタのGR86、スバル BRZには一部改良が実施された。MT車へのアイサイトを標準設定、VSC制御最適化、ブレンボ製ブレーキの設定等は共通で、さらにGR86にはザックス製、BRZには日立アステモ製のSFRDと呼ぶ独自構造のダンパーがそれぞれ設定され、両車の差別化がさらに進んだことになる。

さらにGR86には往年のAE86のパンダカラーを模した特別仕様車が、BRZにはスバルが他モデルにも展開する「STIスポーツ」という、それぞれに相応しい特別なモデルが設定された。

スバル WRX S4 2023年9月14日発表

画像: いまや希少なスポーツセダンのWRXは、新世代アイサイトを装備し安全性能を高められた。

いまや希少なスポーツセダンのWRXは、新世代アイサイトを装備し安全性能を高められた。

AWDやボクサーエンジンをはじめとしたスバルの伝統と技術が融合した本格スポーツセダンであるWRX S4は、ADASなどを先進のものにアップデートしたほか、大型リアスポイラーを設定してスポーツセダンとしての存在感を示した。期待されるMT車追加の情報はまだない。

トヨタ GRカローラ 2023年8月23日発表

画像: トヨタはモータースポーツで培った知見を市販車へ還元しているが、その最たる例が新型GRカローラだ。

トヨタはモータースポーツで培った知見を市販車へ還元しているが、その最たる例が新型GRカローラだ。

かたやGRカローラは、シャシの一部に締結剛性向上ボルトを採用し、操舵応答性と直進安定性を向上させてクルマとの一体感を高めたり、空力の最適化を図るなど、早くもモータースポーツの知見を活かした細かな改良を実施した。

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