日本の経済を大きく支えている自動車産業。そんな我らの誇りでもある日本車は2023年も魅力あるクルマを登場させた。今回はそのなかでもとくに人気があるSUVを紹介する。(Motor Magazine 2024年1月号より/文・岡本幸一郎)

続々と新しいSUVを市場に展開するトヨタ

トヨタ クラウンスポーツ 2023年10月6日発表

画像: クラウンシリーズの中でもっともスポーティな走りが楽しめるのがこのクラウン スポーツだ。

クラウンシリーズの中でもっともスポーティな走りが楽しめるのがこのクラウン スポーツだ。

クラウンシリーズの第2弾として登場したクラウンスポーツは、伸びやかなフォルムのクロスオーバーとは対照的な、グッと凝縮感のある戦闘的なスタイリングが特徴だ。

走りのほうもスポーツに相応しく、俊敏な回頭性とひきしまった足まわりが与えられるなど、運動性能が磨かれたSUVである。まずは2.5L HEVが先に発売され、遅れてPHEVも登場。PHEVはシステム最高出力は306psとハイパワーな一方で航続距離は1200km以上と、走行性能と経済性を両立したモデルとなっている。

レクサス RX350h 2023年7月27日発表

画像: 日本で3代目となる現行RXはレクサスの基幹モデル。

日本で3代目となる現行RXはレクサスの基幹モデル。

一方、発売当初から納期の遅れが指摘されていたRXは、さらなるラインナップの拡充でより魅力が増した。すでに3つものパワートレーンが用意されていたが、もっとも売れ筋となるであろう待望の2.5LのHEVを搭載した「RX350h」を追加。駆動方式はFFと4WDが用意される。

トヨタ bZ4X/スバル ソルテラ 2023年9月6日発表

画像: 今回の改良で、高速道路渋滞時のハンズオフアシストを搭載。長距離のドライブも安心して楽しめる。

今回の改良で、高速道路渋滞時のハンズオフアシストを搭載。長距離のドライブも安心して楽しめる。

発売3年目を迎えるトヨタ bZ4X/スバル ソルテラは、4月のソフトトウェアアップデートに続いて、10月には比較的大がかりな改良を実施。

低外気温下における充電時間の短縮や、消費電力の抑制と空調制御の最適化による実航続距離を延伸、フラッシュハザードランプの装備など、利便性と安全性が高められた。

また、これまでサブスクおよびリース販売のみだったトヨタ bZ4Xもスバル ソルテラと同じく一般販売が開始された。

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