大幅な改良が施された新型カイエンには3種類のPHEVが用意されており、ベーシックなE-ハイブリッドにはすでに試乗済みだ。今回はS E-ハイブリッドとトップモデルのターボ E-ハイブリッド、そしてターボE-ハイブリッドwith GTパッケージに試乗した。(Motor Magazine2024年2月号より)

快適性と安全性を向上させた2チャンバー、2バルブ技術

シャシの特徴は、伸び側と縮み側の減衰力をそれぞれ個別に制御する2チャンバー、2バルブ技術が採用されたPASMでハンドリング性能と安全性能の向上を両立、ボディのロールが抑制されフラットライドを実現する。

画像: カイエンのボディタイプはSUVとクーペの2種類あり、これまでの販売割合はSUV75%、クーペ25%となる。またターボ E-ハイブリッドwith GTパッケージはクーペにのみ設定される。

カイエンのボディタイプはSUVとクーペの2種類あり、これまでの販売割合はSUV75%、クーペ25%となる。またターボ E-ハイブリッドwith GTパッケージはクーペにのみ設定される。

またPTVプラス、エレクトリックブレーキブースター、リアアクスルステアリングなども洗練されたGTパッケージを好印象にした。

一番強烈だったのは、2.5トン以上ある重さを感じさせないパフォーマンスだ。サーキットでは、911ターボに迫る加速性能を見せ、ワインディングロードでは後輪操舵機能の効果もあり、車体の大きさがネガにならないハンドリング性能が味わえた。

ここでは積極的にV8ツインターボエンジンを使ったが、そのパンチの効いた痛快な走りに惚れ込んだ。

ハイブリッド性能も高く、バッテリーに電気が残っていれば、高速道路を100km/hぐらいで楽に巡航できる。実際にバルセロナ市内は電気のみで走りエンジンの出番はなかった。

高速道路に入っても135km/hまでEV走行ができるので深くアクセルペダルを踏み込むようなシーンがなければ、モーターしか使わない。またバッテリー残量がなくなってもチャージモードにすれば、走りながらエンジンで充電し、必要なときにまたEV走行できる。

画像: ポルシェのEパフォーマンスは2013年に登場した918スパイダーから始まっている。ちなみにEパフォーマンスのEは、エモーション/エクスペリエンス/エンドルフィンを表している。

ポルシェのEパフォーマンスは2013年に登場した918スパイダーから始まっている。ちなみにEパフォーマンスのEは、エモーション/エクスペリエンス/エンドルフィンを表している。

新型カイエンのPHEVは、今回も「最新のポルシェが最良のポルシェ」だと強く感じさせる完成度であった。まるでブランニューモデルのように開発に力が入ったこのモデルは、24年には一番売れたポルシェとなることだろう。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:ポルシェジャパン)

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