60km/hまでなら走行中でも開閉できる電動ソフトトップ
メルセデス・ベンツの新たな2ドアクーペ、「CLE」はEクラス クーペとCクラス クーペの後継モデルとして、2023年7月にワールドプレミアされた。その後、ハイパフォーマンスモデルのメルセデスAMG CLE53 4マティック+も発表され、オープンモデルのカブリオレが登場するのも時間の問題と思われていた。
トップにはファブリックのソフトトップを採用し、広範な断熱材を備えて多層構造によりオールシーズンで快適に過ごせ、しかもノイズは低減されている。トップは電動開閉式で、車速が60km/hまでなら20秒以内で走行中でも開閉できる。また、電動ウインドディフレクターの「エアキャップ」や首回りを温める「エアスカーフ」も標準装備し、気温が低いときのオープン走行を快適にしてくれる。
インテリアでは、12.3インチのデジタル インストルメントディスプレイと、11.9インチのセンターディスプレイが目をひく。後者はオープン走行時に眩しくないよう、15度から40度まで電動で傾けることができる。また、コクピットを光の帯が取り巻くダイナミック アンビエント照明はオプション設定されている。
レザーシートはオプションだが、夏のオープン走行で暑くならないように近赤外線を反射する特別なコーティングが施されている。未処理のものより、直射日光の下では最大12度も涼しいという。クローズド状態でも、インテリアが熱くなるのが少なくて済む。
専用開発されたフロントのスポーツシートは、オプションでブルメスター(ドイツのハイエンドオーディオ)3Dサラウンドシステムと組み合わせたスピーカーを内蔵する。このプレミアムサウンドは、計17のスピーカーを備えている。