マツダは時代の変化に適合したモータースポーツ活動を啓発
マツダは2022年からスーパー耐久シリーズのST-Qクラスに参戦している。ST-QクラスはSTO(スーパー耐久機構)が認めた開発車両であれば参戦可能で、トヨタの水素エンジンカローラや、スバルのカーボンニュートラル燃料BRZなど、数多くの自動車メーカーがサスティナブルなモータースポーツを模索するべく参入している。
マツダも2022年からST-Qクラスに次世代バイオディーゼル燃料を使用するマツダ2で参戦。2023年には車両をマツダ3にスイッチしており、こうした車両でレースに参戦することで実証実験を行うとともに、カーボンニュートラルの実現を目指している。
2024年もこのレース活動は継続され、マツダは「MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept」と「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」の2台でスーパー耐久シリーズのST-Qクラスに参戦する。
MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(55号車)
2024年シーズンは、廃食油ベースの「水素化植物油」(HVO)100%の次世代バイオディーゼル燃料を使用しながらさまざまな技術に挑戦し、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に参戦する。
●チーム代表:前田育男
●監督:木田努
●ドライバー:井尻薫、関豊(以上、プロレーシングドライバー)、前田育男、寺川和紘(以上、社内ドライバー)
●メカニックチーム:HM RACERS(広島マツダ)
MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept(12号車)
2024年シーズンはトヨタ自動車、スバルと共に開発したカーボンニュートラル燃料を使用しながら、将来のスポーツカー開発も視野に入れた取り組みを行い、カーボンニュートラルと「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に参戦する。
●チーム代表:前田育男
●監督:木田努
●ドライバー:阪口良平、堤優威(以上、プロレーシングドライバー)、川田浩史(以上、社内ドライバー)
●メカニックチーム:FLAT OUT WORK