ホンダ リッジライン「スタイリッシュなデザインのピックアップトラック」

画像: バギーを牽引するリッジライン。牽引能力はライバルよりも控えめだが、趣味的な使い方なら十分。

バギーを牽引するリッジライン。牽引能力はライバルよりも控えめだが、趣味的な使い方なら十分。

ホンダが製造する4輪車の中で最大の大きさを誇るピックアップトラックで、全長5339mm✕全幅2116mm(ミラー折りたたみ時)✕全高1798mm、ホイールベース3178mmという堂々としたボディが与えられています。エンジンは最高出力283ps、最大トルク355Nmを発生する3.5L V6SOHC (i-VTEC)が搭載され、これに9速ATと4WDシステムが組み合わされます。また、牽引能力は2267kgとなっています。

画像: アオリは開いた状態でもちゃんと荷台の一部として使えるだけの耐久性が確保されている。

アオリは開いた状態でもちゃんと荷台の一部として使えるだけの耐久性が確保されている。

エンジンスペック、牽引能力ともにと、アメリカで販売されているピックアップトラックとしてはやや控えめなスペックですが、車重が2038〜2048kgに抑えられていることや大型ピックアップとしては珍しいモノコックボディを採用しているため運動能力が高く、乗用ユースでの乗り心地の良さが高く評価されています。

一方、インテリアはピックアップトラックというよりもサルーン的なテイストのデザインで、とくにコクピットまわりはほかのホンダ車と同じようにボタン式のシフトセレクターや全面液晶のメーターパネルなどが採用されており、機能面、見た目ともにかなり洗練されています。また、その大柄なボディサイズに見合った広い車内も持ち合わせており、快適性が高いピックアップトラックと言えそうです。

マツダ CX-50「昨今のマツダ車では珍しいラギッドなモデル」

画像: スタイリッシュで都会的なイメージのモデルが多いマツダのSUVの中ではひと味違うテイストのCX-50。

スタイリッシュで都会的なイメージのモデルが多いマツダのSUVの中ではひと味違うテイストのCX-50。

2021年に発表された中型サイズのSUVで、北米向けモデルとして登場しました。そのため、生産する工場もアメリカにあるトヨタとマツダの合弁会社のマツダ・トヨタ・マニュファクチャリング・U.S.A.の工場で生産されています。さらに中国での生産と販売も予定されています。

全長4720mm✕全幅1920mm✕全高1613〜1622mm、ホイールベース2815mmとCX-5よりもひと回り大きく、CX-60に近いボディサイズとなります。ただし、そのコンセプトはCX-5、CX-60とは明確に異なっており、CX-50はオフロード性能が高められています。

最低地上高は210〜219mm、アプローチアングル17.8〜18.5度、ディパーチャーアングル24.8度、ブレークオーバーアングル17.7〜18.5度(グレードにより異なる)を確保したほか、駆動方式は全車4WD(i-ACTIV AWD)で、Mi-Drive(マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト)を採用。

オフロード走行やキャンピングトレーラーの牽引に対応したモードも用意されています。ちなみに、牽引能力は2.5L NA車は907kg、2.5Lターボ車は1588kgとなっています。

エンジンは2.5L直4(最高出力189ps、最大トルク252Nm)と2.5L直4ターボ(最高出力230psまたは259ps、最大トルク420Nmまたは433Nm)の2種類を用意。トランスミッションは6速ATが組み合わされます。なお、ターボ車は使用する燃料のオクタン価の違いにより、最高出力&最大トルクが変わる仕様となっています。

画像: CX-5よりも全幅は広く、全高は低く抑えられているため、佇まいはドッシリとして見える。

CX-5よりも全幅は広く、全高は低く抑えられているため、佇まいはドッシリとして見える。

このように、ボディの大きさや機能面の充実ぶりからマツダのラージ商品群の一角のように思えるCX-50ですが、足まわりのサスペンション形式はフロントはストラット、リアはトーションビームとなっています。つまりひと世代前のCX-5とも、FRベースである新世代商品のCX-60などともプラットフォームは異なり、比較的な大柄なSUVでありながら実はマツダ3などに近いシャシを用いたモデルなのです。

なお、CX-50はエンジン車のみ(今後ハイブリッドの追加予定あり)なので、並行輸入が容易なモデルでもあり、一部の並行輸入業者が輸入を始めています。なので近いうちに日本でもCX-50が走る姿を見かけるようになるかもしれません。

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