ホンダの聖地のひとつ、ホンダコレクションホールが3月1日にリニューアルオープンした。その見どころを、6回に分けてお伝えする。パート3は2階の北フロアの展示内容についてレポートする。
黄金時代を迎えた88年。技術力を勝利で証明
F1への再チャレンジもあった。中でも88年に16戦15勝を挙げたマクラーレンホンダMP4/4は今でも光り輝いている。
ウイリアムズホンダFW11B、ロータスホンダ99Tと共に間近で見ることができる。ここならではの嬉しい演出である。
さらに国内市販車では81年の“トールボーイ”のシティ、82年“デートカー”として一世を風靡したプレリュード、83年のシビック25i&バラードスポーツ1.5i、そして軽自動車市場へ戻ってきたトゥデイと80年代の個性派ホンダ車が揃う。
出口横には世界初のナビシステム、オートジャイロがさり気なく展示されていた。70年代から80年代にかけてのホンダは世界へ大きく飛躍した時代だった。創立40年にしてHONDAは世界ブランドとなったのである。(文:河原良雄/写真:伊藤嘉啓)