F1ドライバー、F・アロンソ「たっての希望」とは?
今回、アストンマーティンが発表した「ヴァリアント」は、サーキット走行に特化しながら公道走行を可能とした特別なエクストリームカーだ。このクルマはアストンマーティン社内の特注部門である「Q by Aston Martin」が手掛けたプロジェクトの最新作となる。

アストンマーティン ヴァリアントは派手なエクステリアが目を惹くが、基本は正統派の2ドアクーペ。

フロントマスクよりもむしろリアスタイルの方がインパクトがある。
ヴァリアントはアストンマーティンF1チームのドライバー、フェルナンド・アロンソからの、個人的な依頼から生まれたという。F1で23年間のキャリアを持ち、限界のドライビングへの情熱を盛っているアロンソは「アストンマーティン ヴァラーの軽量で過激なレースカー風バージョンを作って欲しい」とリクエストしたという。
この要望に対して、アストンマーティンのビスポーク部門であるQ by Aston Martinのスペシャリストたちが設計して作り上げた完全限定版のスペシャルモデルとしてヴァリアントが誕生した。

ボンネット~Aピラー~ルーフラインまでが流麗につながっていて、伸びやかに見せるサイドビュー。
ヴァリアントは、究極のハイパーカーである「ヴァルキリー」、同ブランドで最もスポーツ性に重点を置いた「ヴァンテージ」、そのスピードモデルの兄弟である「ヴァンテージ GT3 レースカー」、そして近日発売予定のミッドエンジンスーパーカーである「ヴァルハラ」など、オンロードでもサーキットでも真のドライビングを提供するアストンマーティンの強力な系譜を引き継いでいる。
パワートレーンは745ps/753Nmを発生する5.2L V12ツインターボエンジンをフロントに搭載し、6速マニュアルトランスミッションを組み合わせる。
これにフロント410×38mm、リア360×32mmのカーボンセラミックブレーキを標準装備としており、サーキット走行でも安定した強大な制動力を発揮する。