奇抜さと無駄を省いて、機能性にこだわったインパネ

かなりワイドなシェイプの10.25インチ・オーディオナビゲーションシステムを中心に、水平基調のラインで構成されたインストルメントパネルは、ほどよくスマートでスポーティな印象です。比較的小ぶりなメインディスプレイは、今どきのBEVらしさを感じさせるところでしょうか。

画像: 使いやすさという意味での機能性に加えて、ユーティリティ面での機能についてもこだわり抜いている。とくにダッシュボード下部、大型センターコンソール、ドアポケットなどを合わせると収納スペースは約26Lもある。

使いやすさという意味での機能性に加えて、ユーティリティ面での機能についてもこだわり抜いている。とくにダッシュボード下部、大型センターコンソール、ドアポケットなどを合わせると収納スペースは約26Lもある。

画像: 小ぶりのメーターは、表示も比較的シンプル。基本的にはスクエアなブロック表示を組み合わせて配置するタイプで、センター部にはエネルギーフロー、ナビゲーション(写真)などを、好みに合わせてアレンジすることができる。個人的には、アナログメーターを模した表示エリアが設定されていると、嬉しかったかも。

小ぶりのメーターは、表示も比較的シンプル。基本的にはスクエアなブロック表示を組み合わせて配置するタイプで、センター部にはエネルギーフロー、ナビゲーション(写真)などを、好みに合わせてアレンジすることができる。個人的には、アナログメーターを模した表示エリアが設定されていると、嬉しかったかも。

空調系のスイッチが整然と並んでいるところにも、ちょっと「ホッ」します。最近は先進感の演出やコスト対応のためにハードスイッチが省略されるケースもありますが、乗り込んですぐあれこれ操作したい時に戸惑ってしまうことがたまにあるものですから・・・。

オーディオ系の制御はオンオフを兼ねた小ぶりなボリュームダイヤルがインパネ部に配置されていますが、メインの操作系はステアリング右側に集中しています。反対の左手側は、アダプティブクルーズコントロールの制御系がコンパクトにまとめられていました。実際、初めてドライブを始めても、最小限の視線移動で使いこなすことができました。

こちらも今どきのBEVらしく、シフトスイッチはインパネ下段に横並びに配置。ドライブモードスイッチは、かなり大きめのスライドタイプです。こと「普段、使う」ことに関しては、総じて無駄なく機能的なレイアウトと言っていいでしょう。

逆に、メーターなどの表示のアレンジは慣れがいりそうです。センターディスプレイの「機能設定」で行いますが、階層が深めでわかりづらいように思えました。もっともこちらはそうそう頻繁に変更するようなものではないと思うので、楽しみながら慣れていけばアベンジャーに対する愛着が深まっていくように思います。

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