JeepとしてもBEVとしても「今までなかった」新種誕生

今回は都心の一般道、しかも短時間の試乗ということで、アベンジャーの目玉的装備である「セレクテレイン」のモードチェックも限定的。マッドモード/サンドモードや「ヒルディセントコントロール」といった悪路走破性に関しては、「本領」を発揮させることはできませんでした。

画像: ジープ・ブランドの前輪駆動車として初めて、「セレクテレイン」と「ヒルディセントコントロール」を標準装備している。セレクテレインの悪路走破系モードとしては、砂地で最大限のトラクションを発揮する「サンド」モードや、ぬかるみに強い「マッド」モード、凍結路面のトラクションを最大化する「スノー」がある。

ジープ・ブランドの前輪駆動車として初めて、「セレクテレイン」と「ヒルディセントコントロール」を標準装備している。セレクテレインの悪路走破系モードとしては、砂地で最大限のトラクションを発揮する「サンド」モードや、ぬかるみに強い「マッド」モード、凍結路面のトラクションを最大化する「スノー」がある。

画像: 5人乗車時のラゲージルームは、355Lの容量を確保。ハンズフリーパワーリフトゲート機能を標準装備している。

5人乗車時のラゲージルームは、355Lの容量を確保。ハンズフリーパワーリフトゲート機能を標準装備している。

街乗りレベルではほどよく闊達な「スポーツ」に比べれば「エコ」は明確にアクセルコントロールに対するツキがマイルドですが、普通に交通の流れに乗って走らせるシーンで不満を感じることはありません。ちなみにメーター読みでの航続距離は、スポーツ→エコに切り替えると約1割ほど戻りました。

「愛車候補」としては、高速での走行フィールや実走での航続距離(WLTCモードは最大486km)、日本仕様のCHAdeMOとの相性などほかにも確かめるべき「パフォーマンス」はあります。それでもこと街乗りに関してアベンジャーは、さまざまな意味でバランスの良いコンパクトSUVに仕上がっていることがわかりました。

欧州で発表された段階からアベンジャーは、その個性的なスタイリングに注目が集まっています。JeepとしてもBEVとしても、それぞれの「らしさ」をしっかり感じさせながら、これまでになかったインパクトをアピールしたデザイン性は、それだけでも十二分に選ぶ価値があるでしょう。

実際にハンドルを握ってみるとさらに、ドライブフィールに関しても同様に「それぞれのらしさ」が大切にされていることが実感できました。同時にとても親しみやすいパフォーマンスは、「JeepもBEVも初めて!」の人にも安心しておススメできそうです。

ジープ アベンジャー ローンチエディション  主要諸元

●全長×全幅×全高:4105×1775×1595mm
●ホイールベース:2560mm
●車両重量:1580kg
●乗車定員:5名
●最小回転半径:5.3m
●パワーユニット:交流同期型モーター
●モーター最高出力:115kW(156ps)/4070-7500rpm
●モーター最大トルク:270Nm/500-4060rpm
●バッテリー容量:54kWh
●駆動方式:FWD
●一充電走行距離距離:486km(WLTCモード)
●タイヤサイズ:215/55R18
●荷室容量:355L
●車両価格:5,950,000円

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