BMWは2024年11月28日に新型X3を発表し、同日より発売しました。今回フルモデルチェンジされ日本デビューを飾った新型X3は4代目にあたるモデルです。

5、7シリーズに通じるインパネデザインと最新OSを採用

画像: メーター画面とインフォテインメント画面がつながったカーブドディスプレイを用いたインパネ。

メーター画面とインフォテインメント画面がつながったカーブドディスプレイを用いたインパネ。

次にインテリアを見ていきましょう。インパネのデザインはとてもシンプルです。物理ボタンを極力省いたコンソールがよりシンプルさを際立たせています。またインパネまわりのデザインテイストは7シリーズや5シリーズに近いようにも感じます。ちなみに5、7シリーズと同じくハザードスイッチを押すとインパネとドアのデコレーションパネルが赤く点滅するギミックも採り入れられていました。

画像: こちらはハザードランプを点滅させた状態。インパネとドアの照明も赤く光ります。

こちらはハザードランプを点滅させた状態。インパネとドアの照明も赤く光ります。

インパネ中央に鎮座する14.9インチのコントロールディスプレイと12.3インチのメーターパネルが一体化したように見えるカーブドディスプレイを採用。基本的にはセンターコンソール上に設置されたiDriveのコマンドダイヤルで操作します。また、このインフォテインメントシステムを司るのは「BMWオペレーティングシステム9」というBMW最新のOSです。

画像: ガラス製のコマンドダイヤルを装備。シフトセレクターはスイッチ式に変更されました。

ガラス製のコマンドダイヤルを装備。シフトセレクターはスイッチ式に変更されました。

最新装備といえば、高速道路上で一定の条件を満たした時に両手を離して走行できる「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」、ACCや車線変更警告システム、車線逸脱警告システム、ステアリングアシストや衝突回避、被害軽減システムなどを統合した「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備。

また、オプションの「パーキング・アシスト・プラス」を選択すれば、35km/h以下で前進したルートを最大200mまでシステムが記憶し、同じルートを自動でバックで進むことができる「リバース・アシスト・プロフェッショナル」機能やスマートフォンを介して車外からの操作で駐車、出庫が可能な「リモート・パーキング」機能が装備されます。

従来型を上回る快適な車内空間とユーテリティを備える

画像: 新たに開発されたスポーツシートを装備。標準仕様のシート表皮はアニマルフリー素材です。

新たに開発されたスポーツシートを装備。標準仕様のシート表皮はアニマルフリー素材です。

車内はかなり広い印象です。新開発のヒーター付き電動調節式スポーツシートが標準装備されています。また標準装備されるシートには表皮は「ヴェガンザ」と呼ばれるアニマルフリー素材が用いられています。ただし、オプションでヴェガンザ×アルカンタラ、BMW Individual メリノ レザーも用意されていて、ユーザーの好みに応じて選ぶことができます。

画像: リアシートの足元は広く、後席用エアコンコントロールパネルやUSB充電口も備わります。

リアシートの足元は広く、後席用エアコンコントロールパネルやUSB充電口も備わります。

シートに座るとフロントシートはたっぷりとしたもので、シート表皮はサラサラとしていて触り心地も良いものでした。フロントシートを筆者(身長180cm弱)のドライビングポジションに合わせてリアシートに座ると、膝周りの余裕は拳が縦に2個入る程度と十分なものでした。

X1などのようにリアシートにスライド機構が備わっているとなお良いのですが、それをFRプラットフォームベースにしているX3に求めるのは贅沢なことなのかもしれません。さらに乗員の頭上をほぼ覆う大型グラスルーフも車内の開放感を高めています。

画像: 荷室開口部は四角形に近く荷物の積み下ろしもしやすそう。床下収納ももちろん備えています。

荷室開口部は四角形に近く荷物の積み下ろしもしやすそう。床下収納ももちろん備えています。

続いて荷室をのぞいてみると、このクラスとしては十分と思える広さです。荷室容量は5名乗車時で570Lが確保されていますが、40:20:40分割可倒式のリアシートバックをすべて倒せば1700Lまで拡大することもできます。

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