2024年12月1日、マセラティ ジャパンは最新スポーツモデル「GT2ストラダーレ」を日本初公開した。なお、デリバリーは2025年後半からを予定しており、現段階では車両価格は決定していない。

「GT2」と「MC20」を融合した、スーパー マセラティ

画像: MC20でマセラティ車で初採用されたバタフライドアをGT2ストラダーレでも採用している。

MC20でマセラティ車で初採用されたバタフライドアをGT2ストラダーレでも採用している。

「ストラダーレ(Stradale)」とは、イタリア語で「公道」を意味する。このGT2ストラダーレは、マセラティがGTレースに復帰するために開発されたハイレベルなスポーツ性能の結晶であるレーシングカー「マセラティ GT2」と、現在のマセラティ車のフラッグシップであり、テクノロジーやスタイリングの面でも同社を代表する唯一無二のモデル「MC20」を融合させたモデルだ。

つまり、GT2譲りのレーシングカーのパフォーマンスを生むためのテクノロジーと、MC20譲りの最高のクオリティを兼ね備えている。スタイリングやパフォーマンスはレーシングカーを彷彿とさせるが、どのようなコンディションでも理想的なフィーリングと快適性をもたらし、マセラティがこれまでに提供してきたドライビング体験を、最高の形で楽しむことができるという。

そのスタイリングはGT2やMC20との共通性を感じさせる部分もあるが、拡大されたフロントのエアインテーク、エアベントを備えたカーボン製のレーシングボンネット、スワンネックタイプのカーボン製リアウイング、再設計されたリアディフューザーなど、レーシーな雰囲気を増幅している。

GT2やMC20と同様、リアミッドに搭載されるパワーユニットは「ネットゥーノ」と呼ばれる3.0Lの90度V6ツインターボエンジンで、最高出力は640ps、最大トルクは720Nmを発生。最高出力はMC20より10psアップされている。内外装は徹底的に軽量化が図られ、カーボンパーツの多用などで車両重量はMC20より59kgも軽量化され、リッターあたり出力は213ps/Lとされている。

とくにブレーキやホイールなどバネ下で35kgの軽量化が図られ、3段階の角度調整が可能なリアウイングは最大500kgものダウンフォースを生み出し、GT2由来のフロントフードは冷却性能や空力性能を向上させている。その結果、最高速度は324km/h、0→100km/h加速は2.8秒と、このカテゴリーにおいては最も俊敏なRWDモデルとなっている。(数値はいずれも欧州仕様車によるイタリア本社測定値)

画像: 最高出力は640ps、最大トルクは720Nmを発生する、3Lの「ネットゥーノ」V6ツインターボエンジン。

最高出力は640ps、最大トルクは720Nmを発生する、3Lの「ネットゥーノ」V6ツインターボエンジン。

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