アウディAGは2025年4月23日、中国の合弁パートナーであるFAW(第一汽車)およびSAIC(上海汽車)との共同ブースで、中国市場向けの新しいロングホイールベースモデル4車種を発表した。
ロングホイールベース仕様の「Lモデル」を積極的に展開
中国の富裕層には室内が広いクルマが好まれるために、Q5Lと同様にロングホイールベース仕様となる「Lモデル」を積極的に展開している。
アウディ・チャイナのヨハネス・ロスチェック社長は次のように述べている。
「FAWおよびSAICとの協業は、1+1が2以上の力であることを証明しています。当社のデュアルブランド戦略はイノベーションを加速させており、プレミアムな内燃機関車と先進的な電気自動車を提供することで、新たな協業の時代を象徴しています」
アウディ A5L

アウディのベストセラーであるミッドサイズファミリーセダン「A4」の次世代モデル。ホイールベースはA5のグローバルバージョンよりも77mm長く、大幅に広い室内空間を実現する。
アウディ A5Lスポーツバック

A5Lのスポーツバックモデル。リアまわりをハッチバックとして、アウディスポーツバック特有のダイナミックなプロポーションを実現している。
アウディ A6L e-tron

PPEをベースにして、ホイールベースをグローバルモデルのA6 e-tronより132mm延長。107kWの大容量バッテリーを搭載し、高速距離は770kmを実現。
アウディAGのゲルノート・デルナーCEOは、「上海で発表された新型バッテリーEV(BEV)と内燃機関車モデルにより、中国で成長を続けるeモビリティ市場と内燃機関車市場に積極的に進出していきます」と語っている。
アウディは2025年半ば以降、中国市場向けのラインナップ拡充を進めており、この刷新は今後2年間継続される予定だ。