3代目フォレスター:SH型 [2007−2012]
初代、2代目のヒットにより国内外で高い評価を得たフォレスターは、3代目では「乗用進化型クロスオーバーSUV」というキャラクターをさらに進化させ、「パッケージング」「走り」「環境」という3つの要素を絶妙にバランスさせて凝縮するという「Best Balance for Active Life」という開発コンセプトのもと、「乗る人すべてが生活の様々なシーンにおいて、使いやすさと安心感、そして快適で気持ちの良い走りを実感できる」クロスオーバーSUVとして、あらゆる部分が一新された。
最大のポイントとなったのはベースとなるインプレッサが新しいプラットフォーム「SI-シャシー(Subaru Intelligent Chassis)」を採用したことで、そのインプレッサをベースとする3代目フォレスターもボディサイズが拡大され、よりSUVテイストの強いエクステリアへと大きく変貌を遂げた。
拡大されたボディ、力強さと上質さを併せ持つデザインにより、SUVとしての存在感を高めると同時に、使いやすさを追求した「パッケージング」、シンメリカルAWDによる安心感に裏打ちされた「走り」の愉しさ、そして社会性に配慮した「環境」という3つの要素をバランスさせ、フォレスターの魅力を高めている。

ボディサイズが拡大され、よりSUVテイストの強いエクステリアとなった。
エンジンは2LのEJ20型自然吸気とターボのラインナップとなっていたが、自然吸気モデルはDOHC化。2010年10月のマイナーチェンジでは、新世代エンジンとなるFB20型に換装されるなどの大幅改良が施された。また同じタイミングで、フォレスターの持つ走りの愉しさをさらに高める専用セッティングが施され、2.5LターボEJ25型エンジンを搭載した「S-EDITION」も登場した。
またその後、2010年12月には、「S-EDITION」をベースにSTIが手掛けたコンプリートカー「tS」もリリースされた。

2010年12月に登場した、STI開発のコンプリートカー「tS」。300台限定で販売された。