世界180の国と地域で30年間で累計1500万台を販売

RAV4 アドベンチャー(展示車は北米仕様のウッドランド)。
RAV4は、アウトドアでも街乗りでも楽しいクロスオーバーSUVのパイオニアとして、1994年に初代が登場した。今回の新型で6代目となるが、これまでの30年間で世界180の国と地域で世界累計1500万台が販売され、その走行距離の合計は、なんと地球6000万周分になるという。
新型RAV4は「Life is an Adventure」を開発コンセプトに、いつでも誰でもアクティブな生活を楽しめることを目指した。
まずスタイリングは、多様な価値観を持つユーザーに新しいアドベンチャーを提供するために、RAV4らしいたくましさと、さまざまな使い方ができる楽しさを織り込み、どこへでも行けそうという価値を、進化させたデザインで表現した。そこで、①ビッグフット(大径タイヤを強調)、②リフトアップ(高い走破性を想起)、③ユーティリティ(使いやすい荷室空間)をポイントとしてデザインされた。

RAV4 GRスポーツ。
しかも、多様なニーズに応えるため、標準車となる「CORE(コア)」、オフロード志向の「ADVENTURE(アドベンチャー)」、オンロードの走りを追求した「GR スポーツ」の3タイプを設定した。なお、この3タイプはフロントグリルや前後バンパー、スポイラーなどでは違うが、ヘッドランプやボディパネルは共通だ。
コア(タイトル写真)は、ボディ全体の塊で構成された「SUVハンマーヘッド」の採用でタフさを表現し、バンパー一体グリルで先進感と強さを立体的に表現している。
アドベンチャーは、ワイドトレッド化と専用ホイールやアーチモールで、シンプルな造形ながら立て比率の高い大型グリルを採用して、SUVらしい力強さを表現している。またハンマーヘッドのノーズピークを高く設定することで、オフロード感の強いプロポーションを強調している。
GR スポーツはGR共通のファンクショナル マトリックス グリルを採用し、空力性能を高める前後スポイラーやホイールデザインを採用し、操縦安定性を向上させた。さらにワイドトレッド化(+20mm)やサスペンションとEPSの専用チューニング、専用軽量アルミホイールの採用などで、高い操縦安定性を実現している。