日本仕様は600km以上の航続距離を実現

IIと三をアレンジしたテールランプがユニーク。リアエンドはダックテール形状とされている。
米国仕様の75kWhバッテリー搭載モデルは、EPA基準で最大303マイル(日本と欧州はWLTC基準で600km以上)の航続距離を実現した。また、北米充電規格(NACS)コネクターを採用しており、テスラのスーパーチャージャーにも対応可能だ。最大150kWの急速充電に対応したポートが搭載されており、150kWの急速充電器に接続した場合、10~80%まで最短35分で充電することができる。
新開発された前述の「インテリジェント ディスタンスコントロール」や、先進のカメラ技術を用いた「インテリジェントアラウンドビューモニター」など、先進的かつ革新的な運転支援技術を多数搭載し、日常の運転をサポートする。日本仕様ではプロパイロット2.0を搭載する。
サスペンションは前:ストラット式/後:マルチリンク式を採用して快適な乗り心地を実現し、ボディ剛性の向上により横方向のボディ剛性は従来型より66%も向上。235/45R19という大径タイヤを採用しながら、最小回転半径は5.3mを実現し、街中での取り回し性能を高めている。
また、ゼロエミッションな移動手段としての役割に加え、「V2L(ビークル to ロード)」機能を通じて、災害時やアウトドアアクティビティなどのライフスタイルをサポートする。日本仕様では「V2H(ビークル to ホーム)」機能も継続して採用されており、V2H機器と接続することで、車両のバッテリーから家庭へ電力を供給したり、太陽光発電の電力を車両に蓄電することも可能だ。
新型リーフは、日本の栃木工場およびイギリス東北部のサンダーランド工場で生産される。2025年秋に米国で販売開始を予定しており、その他の地域でも順次展開していく。したがって現段階では、日本仕様に関してはここで紹介しているスペック以上の詳細や発売時期、車両価格などについてはアナウンスされていない。

新型リーフの主要諸元。
- YouTube
youtu.be