フェラーリが3-5位でダブルタイトルを確定

トヨタの2台の後ろでは、フェラーリの3台が激走。マニュファクチャラーズタイトルに可能性を残していたポルシェ勢が後方に沈んでいたため、レース終盤にはフェラーリのマニュファクチャラーズチャンピオンが確定的となっていた。(ポルシェの6号車は13位、5号車は14位という結果に)

一方、51号車フェラーリ、83号車フェラーリ、50号車フェラーリの間で繰り広げられたドラーバーズ選手権争いは、残り20分で、ランキング首位の51号車フェラーリが3位でチャンピオンに王手。さらに、50号車フェラーリがランキング2位の83号車フェラーリをパスして、チームメイトの51号車の王座を盤石なものにする。

そして、トヨタの1-2フィニッシュが明らかになり、51号車フェラーリのドライバーズチャンピオンがほぼ確定したことから、フェラーリ陣営は50号車をランキング3位に浮上させるため2台のポジションを入れ替え、50号車フェラーリが3位、51号車フェラーリは4位でのフィニッシュとなった。

これにより、2025年のWEC世界耐久選手権は、フェラーリがマニュファクチャラーズタイトルを獲得するとともに、フェラーリ51号車のアレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ組がドライバーズチャンピオンに輝いた。

画像: 参戦3年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを手にしたフェラーリ。シーズン前半はプライベートチームのフェラーリとともに席巻、後半はライバルの猛追を退けて王座を獲得した。

参戦3年目にしてマニュファクチャラーズタイトルを手にしたフェラーリ。シーズン前半はプライベートチームのフェラーリとともに席巻、後半はライバルの猛追を退けて王座を獲得した。

画像: 4位でフィニッシュしてドライバーズチャンピオンに輝いたアレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ(51号車フェラーリ499P)。

4位でフィニッシュしてドライバーズチャンピオンに輝いたアレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ(51号車フェラーリ499P)。

2026年シーズンは、3月28日、開幕戦『カタール1812km』で幕を開ける。

2025年WEC世界耐久選手権マニュファクチャラーズランキング(最終結果)

1位 フェラーリ 245
2位 トヨタ 171
3位 ポルシェ 165
4位 キャデラック 158
5位 BMW 87
6位 アルピーヌ 86
7位 プジョー 84
8位 アストンマーティン 24

2025年WEC世界耐久選手権ドライバーズランキング(最終結果)

1位 グイディ/カラド/ジョビナッツィ(51フェラーリ)133
2位 クビサ/イーフェン/ハンソン(83 フェラーリ)117
3位 フォコ/モリーナ/ニールセン(50 フェラーリ)98
4位 エストレ/ヴァンスール(6 ポルシェ)94
5位 リン/ナト/スティーブンス(12 キャデラック)93
6位 コンウェイ/小林可夢偉/デフリース(7 トヨタ)89
7位 ブエミ/ハートレー/平川亮(8 トヨタ)66

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