ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)にも出品された新型マツダCX-5(欧州仕様)。今回は3代目となったCX-5の細部をじっくりとご紹介します。

プラス115mmの全長でボディはよりスタイリッシュに

画像: 中位グレードの「Centre-Line」。アルミホイールの塗装やヘッドライトなどが「Homura」とは異なる。

中位グレードの「Centre-Line」。アルミホイールの塗装やヘッドライトなどが「Homura」とは異なる。

新型CX-5のエクステリアデザインは、スマートかつスタイリッシュな2代目に比べてややゴツく、そして堂々としたものに刷新されました。とくにフロントマスクは厚みが増した印象です。デザイナーによると、ボンネットの前端部は現行型よりも50mm高められており、エクステリアの各所(シグネチャーランプやホイールアーチのモールなど)には台形のモチーフを採り入れているとのこと。これが迫力あるエクステリアの演出にひと役買っているのです。

画像: 全長、ホイールベースともに延長され、ボディスタイルは伸びやかになった。

全長、ホイールベースともに延長され、ボディスタイルは伸びやかになった。

もうひとつ、新型CX-5を見た瞬間に「ずいぶんボディが伸びやかになったな」と感じました。初代は4540mm、現行型は4575mmとこれまで全長は4.6m以下に抑えられていましたが、新型は4.7mに迫る4690mmと歴代で最も長くなりました。

現行型まではロングノーズゆえにボンネット(Aピラーの付け根)からボディ後端までの長さが見る角度によってはやや寸詰まりに見えることがありました。ところが新型CX-5では全長の延長によりバランスが良くなり、どの角度から見てもそういったことがありません。

ボディの大型化はどんな車種でも(とくに国産車では)賛否両論が出るもの。ですが新型CX-5の全長の延長は、デザイン面では奏功したと言えます。

画像: 全幅は現行型よりも15mm広くなって1860mmに。凝ったバンパーの造形はさすがマツダといったところ。

全幅は現行型よりも15mm広くなって1860mmに。凝ったバンパーの造形はさすがマツダといったところ。

一方で、ネット界隈でも物議を醸している点が1860mmの全幅です。この数値だと入庫の条件が1850mm以下というケースが多いマンションのパレット式駐車場に入れられない=現行型CX-5ユーザーの買い替えが難しくなってしまう可能性があるのです。ただし、現在公開されている新型CX-5の車体寸法はあくまでも欧州仕様のもの。もしかしたら日本仕様は1855mm(であれば車検証上では185cmと表記される)となる、なんてことに期待したいと思います。

画像: エンブレムではなくマツダ車初の「MAZDA」ロゴを採用。ちなみにハンドルにも「MAZDA」ロゴが入る。

エンブレムではなくマツダ車初の「MAZDA」ロゴを採用。ちなみにハンドルにも「MAZDA」ロゴが入る。

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