Google搭載で大きく進化したインフォテインメント
一見タッチ式に見えるステアリングスイッチを実際に操作すると、きちんと押さないと操作できず誤操作の心配はなさそうです。また少し触れただけで表示が変わったりしてしまうタッチ式ステアリングスイッチよりも安心感がありました。

ステアリングスイッチを実際に操作してみるとしっかりとした押しごたえがあり誤操作は少なそうな印象だ。
操作系だけでなく、インフォテインメントシステムも根本的に変わりました。主に2024年以降のマツダ車に搭載されるインフォテインメントシステムはAmazon Alexaを搭載。これにより音声コマンドによるエアコンの操作などが可能でした。しかし、新型CX−5からはGoogle搭載となりました。なぜベースとなるシステムを変えたのかというと「Googleは絶対的なユーザー数が多く、そのぶん多くのフィードバックを得られることがユーザーにとってのアドバンテージになると考えたため」とのことでした。
実際、音声による操作を試してみるとAmazon Alexa搭載車よりもコマンドに対する反応が早く、できることも多い印象です。しかも「OK、Google」と呼びかけたあとにシステムの応答を待たずに要件を伝えても的確に反応してくれます。
ちなみに新型CX−5では後席からの音声コマンドにも反応するようにセッティングされています。開発陣によるとこれには車内の静粛性を高める必要があり苦労したとのこと。ですがその努力が実り、ドイツのアウトバーンを170km/hで走行していても後席乗員からの指示を的確にシステムが聞き分けられるようになったと言います。

グラフィックが多彩になったほか、Google搭載となったためスマホに近い操作感を実現した。
もうひとつGoogle搭載にしたメリットとして、インフォテインメント画面に表示される自車のステータスを表すアニメーションが進化したことも挙げられます。具体的には、ドアが開いていればドアが開いた状態の、灯火類が点灯してればそれを示すアニメーションが表示されます。また車両のアニメーションをスワイプすれば好きな角度に変えることができるほか、インフォテインメント画面のウィジェットも自由に設定できます。
