ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)にも出品された新型マツダCX-5(欧州仕様)。今回は3代目となったCX-5の細部をじっくりとご紹介します。

エクステリアデザインはキープコンセプトながらボディサイズは拡大

画像: 2012年に登場した初代CX-5は、クリーンディーゼルの搭載や優れたドライバビリティで大人気車種に。

2012年に登場した初代CX-5は、クリーンディーゼルの搭載や優れたドライバビリティで大人気車種に。

2012年に魂動デザインと、プラットフォーム、トラスミッション、エンジンといったクルマの根幹部分を一新した「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した初代CX-5が登場しました。当時、国産車ではまだ少なかったクリーンディーゼル車の登場と注目を集め、その走りの良さとデザインが評価されヒット作となりました。

画像: 2代目CX-5(現行型)は内外装の質感が向上。欧州仕様公開後でも国内販売は2360台(2025年9月)と好調。

2代目CX-5(現行型)は内外装の質感が向上。欧州仕様公開後でも国内販売は2360台(2025年9月)と好調。

2016年には2代目CX-5(以下、現行型)が発表され、日本では2017年に発売されました。こちらはパワートレーンやプラットフォームは初代から受け継いだものでしたが、ディーゼル特有のエンジン音&振動対策をはじめとしたブラッシュアプや内外装の質感の向上などが施され、こちらもヒット作となりました。ちなみに初代、現行型通算で累計450万台が販売されるなど、まさにマツダの屋台骨と言えるモデルになったのです。

画像: 上級グレードの「Homura」。ブラックメッキが施された19インチアルミホイールなどを装備。

上級グレードの「Homura」。ブラックメッキが施された19インチアルミホイールなどを装備。

画像: 現行型よりも全長、ホイールベースともに115mm長くなった。延長分は後席と荷室の拡大に割かれた。

現行型よりも全長、ホイールベースともに115mm長くなった。延長分は後席と荷室の拡大に割かれた。

そんな2代にわたるヒット作の後継車が今回ご紹介する新型CX−5です。まず、エクステリアから見ていくと、現行型のスタイリッシュさに加えていくぶんゴツさが増した印象です。欧州仕様車の寸法を数値でみると(カッコ内は現行型との比較)、全長4690(+115)✕全幅1860(+15)✕全高1695(−5)mmと全高以外は拡大されています

一方、前後のオーバーハングは2代目と同等ということで、全長の延長分はホイールベースの伸長に充てられています。これは後述するように主に後席足元と荷室のスペース拡大に貢献しています。

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