ヒットモデルの二代目となる三菱新型デリカミニは、デザイン、静粛性、乗り心地、装備のすべてが洗練された。人気の「デリ丸感」を継承しながら、軽クロスオーバーとしての総合力を大幅に向上。日常から週末の遠出まで頼もしい一台に生まれ変わった。発売日前日の時点で受注台数は1万台を超え、すでに「大ヒットの予感」が漂っている。(撮影:根本貴正)

最上級「TプレミアムDERIMARUパッケージ」を試す

画像: 12.3インチのセンターディスプレイと7インチのメーターディスプレイを組み合わせた先進デザインのインテリア。インフォテインメントシステムにGoogleを搭載し、Googleマップやアシスタントが使えるようになった。

12.3インチのセンターディスプレイと7インチのメーターディスプレイを組み合わせた先進デザインのインテリア。インフォテインメントシステムにGoogleを搭載し、Googleマップやアシスタントが使えるようになった。

大幅に進化したのはインテリアだ。もともと先代でも不満の少ない室内だったが、新型は大型ディスプレイにGoogleインフォテインメントシステムを採用(DERIMARUパッケージ装着車)。インパネの質感も上がり、シートもより上質に仕上がった。室内空間は依然として広々としているが、Aピラー角度を立てたことで見晴らしと頭上の余裕も増している。

今回の試乗車は受注率ナンバーワンのTプレミアムDERIMARUパッケージ4WD。左右電動スライドドア、リアサーキュレーター、マイパイロットなどが標準装備されるうえに、DERIMARUパッケージではGoogleのほか、3Dマルチアラウンドモニター、デジタルミラー、ETC2.0車載器、前後ドライブレコーダーまでフル装備。価格は290万7300円と軽自動車としては高額だが、その内容を見れば「装備に不足なし」と断言できる。

さっそく運転席に座ってみると、ドライブポジションは以前とあまり変わったようには見えないが、前述したAピラーの角度や内側の処理によって、全方向のみならず左右の視界が向上している。他社のモデルに比べて着座位置が高いのもあって、見晴らしは良好。このあたりは運転のしやすさに繋がっている部分だ。

また、個人的だが大柄体型者に嬉しいお知らせも。ハンドル位置が従来よりも13.5mm手前に来たこと。これによって、脚の長さに合わせてシートを後方にスライドしたとしても従来より手が届きやすくなっている。自然なドライブポジションが実現する。

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