2025年に「日本上陸50周年」を迎えたフォルクスワーゲン ゴルフに合わせて、モーターマガジン社ではムック「VW ゴルフ クロニクル」をVol.1、Vol.2、Vol.3の合計3巻を発行した。今回はそのVol.3(2025年9月27日発売)から、5代目ゴルフのラインナップに新設されたターボチャージャーのみの1.4Lシングルチャージエンジンと乾式7速DSGを搭載する「ゴルフ TSIトレンドライン」をフィーチャーした記事からの一部分をご覧いただこう。(Motor Magazine誌2008年8月号初出)

新しい世界観を宿した、TSIトレンドラインの効能

画像: 乗り始める前に抱いていた心配は、まったくの杞憂にすぎなかった。発進性やシフトクオリティでは文句なしの動力性能で、基本的にはすべての点で従来の1.6Lエンジン+6速AT仕様を上回っている。

乗り始める前に抱いていた心配は、まったくの杞憂にすぎなかった。発進性やシフトクオリティでは文句なしの動力性能で、基本的にはすべての点で従来の1.6Lエンジン+6速AT仕様を上回っている。

早速、ニューカマーであるそのTSIトレンドラインからテストドライブする。「1.4Lのターボ付き」と聞くと、まずは排出ガスのエネルギーが高まる以前の低速領域での力感が気になるが、アクセルペダルを軽く踏み込めばそうした心配はまったくの杞憂に過ぎないと、すぐさま教えられる。

動き出しの瞬間の力感はとくに強いとは言えないものの、それでも従来の1.6Lモデルに勝るとも劣らないのは確か。そこからアクセルペダルを踏み込むとかすかなタービン音が耳に届いて本格的なターボチャージングが始まったことを知らされるが、そんな段階でもトルクの急激な高まりは実感できず、あくまでもベーシックモデルのスタンダードエンジンとして相応しい特性を味わうことができる。

特筆すべきは、スタートのスムーズさを含めた微低速走行時の7速DSGのマナーの良さ。明らかに6速DSGの仕上がりを凌いでいる。

湿式クラッチを用いた従来型の「350Nmまで」に対し、新しい乾式クラッチ採用のDSGは「250Nmまで」に対応と少々容量が小さく限定されるが、それが7速である理由は変速レンジをワイド化して発進性と経済性を両立させるという目的に加え、ギア間ステップ比を小さくして変速時のクラッチの負担を低減させる狙いもあると目される。

いずれにしても、そんなステップ比の小ささにエンジンが発する比較的小さな絶対トルク値も相まって、微低速時を代表とする変速のクオリティは6速DSG以上だと実感できるものに仕上げられている。(続きはムックにて)

This article is a sponsored article by
''.