ルノーのBセグメントSUV、キャプチャーが2025年夏にマイナーチェンジを受けたことを機に設定されたマイルドハイブリッド車(MHEV)。今回、あらためてジックリ乗る機会を得たので、その印象を報告しておこう。(写真:平野 陽)

モーターのアシストを感じさせないのもいい

1.3L直4ターボエンジン+BSG+12V リチウムイオン バッテリー+6速EDC(DCT)によるマイルドハイブリッドシステムのパワーは、1300kgあまりのキャプチャー MHEVにとって十分なものだ。発進時にMT的な感触こそあるが、6速DCTはレスポンス良くポンポンとシフトアップして加速していく。

ターボエンジンらしい(とはいえ、かつてのドッカンターボのような段付き加速はしない)伸びやかな加速をモーターがアシストする。とはいえ、メーターのパワーフローを見ていればモーターがアシストしている様子も分かるのだが、見ていなければモーターのアシストには気づきにくい。もちろん、アイドリングストップ機能や安定走行時にエンジンを停止するクルージング機能も備わっているので、燃費向上も図っている。

画像: 1.3Lの直4ターボエンジンに補助モーターのBSG(ベルト スターター ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッド。

1.3Lの直4ターボエンジンに補助モーターのBSG(ベルト スターター ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッド。

7速DCTにはステアリングホイールにパドルシフトも備わっているので、マニュアルシフトも可能だ。普段づかいではDレンジに入れっぱなしでイージードライブでも、たまにワインディングロードを走る時などは、マニュアルシフトを駆使してターボエンジンの走りを楽しむのも悪くなさそうだ。

以前に試乗したフルハイブリッドのキャプチャー Eテックと比較すると、MHEVは車両重量で90kgも軽いこと、そしてターボエンジンならではの加速力もあり、走りっぷりは明らかに軽快だ。Eテックのほうが静粛性や燃費は優れているのだが、車両価格は45万円以上高い。

画像: 7速DCTはパドルシフトも備わるので、ワインディングロードなどではマニュアルシフトで走りを楽しむこともできる。

7速DCTはパドルシフトも備わるので、ワインディングロードなどではマニュアルシフトで走りを楽しむこともできる。

今回、約390km(高速走行が約7割、郊外路走行が約3割)を走って、車載の平均燃費計は17.0km/Lを記録した。高速走行が多かったとはいえ、エアコンを入れっぱなしでエコランもしていないのだから、WLTCモード燃費17.4km/Lということを考えれば実燃費はかなり良さそうだ。

適度なサイズに万人受けしやすそうなスタイル、安全&快適装備も充実したキャプチャーは、輸入車ビギナーにも乗りやすくオススメできるコンパクトSUVだ。EテックかMHEVかは、予算や使い方を考慮しながら乗り比べて、どちらが自分の好みかを確かめると良いだろう。

また、最近はプジョー 2008シトロエン C3アルファロメオ ジュニア、そしてフィアット 600など、ラテンのコンパクトSUVが続々と日本に導入されている。しかも、いずれもハイブリッドやBEVなど電動パワートレーンが主流だ。輸入車のコンパクトSUVを検討している人にとって、悩ましくも楽しいクルマ選びになるはずだ。

画像: 全長は4.2mあまりとコンパクトなサイズにSUVらしい高めのアイポイントでサイズはつかみやすく、運転しやすい。

全長は4.2mあまりとコンパクトなサイズにSUVらしい高めのアイポイントでサイズはつかみやすく、運転しやすい。

ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ マイルドハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4240×1795×1590mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1330kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:13333cc
●最高出力:116kw(158ps)/5500rpm
●最大トルク:270Nm(27.5kgm)/1800rpm
●モーター最高出力:3.6kW(5ps)/1800-2500rpm
●モーター最大トルク:19.2Nm(2.0kgm)/1800rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・48L
●WLTCモード燃費:17.4km/L
●タイヤサイズ:225/45R19
●車両価格(税込):414万円

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