伝説として始まり、革新へと至ったスーパーカーたち。1970年代の懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまで紹介していこう。今回は、2024年に発表されたアストンマーティンのフラッグシップ、「ヴァンキッシュ」だ。

アストンマーティン ヴァンキッシュ(ASTON MARTIN VANQUISH:2024〜)

画像: 先代モデルにあたるDBSよりホイールベースが80mm延長されたボディはオールカーボンファイバー製。彫刻のようなボンネットも特徴的だ。

先代モデルにあたるDBSよりホイールベースが80mm延長されたボディはオールカーボンファイバー製。彫刻のようなボンネットも特徴的だ。

DB12新型ヴァンテージに続く次世代アストンマーティンの第3弾「ヴァンキッシュ」は、2024年9月に発表された。その名は初代が2001年、2代目が2012年に発表されたアストンマーティンのフラッグシップに由来しており、現行モデルではDBSの後継として、栄光ある名称が復活した。ちなみにヴァンキッシュ(VANQUISH)とは、「打ち負かす」や「克服する」といった意味の英語だ。

その心臓部には、アストンマーティンが新開発した5.2LのV12ツインターボ エンジンを搭載し、クラス最高の835ps/1000Nmを発生する。パーシャルスロットル時でもターボブースト圧を高めておき、フルスロットル時のレスポンスを改善したブーストリザーブ機構も備えている。これにZF製の8速ATを組み合わせ、最高速度はアストンマーティン量産モデルとして最速の345km/hに達している。

フルカーボン製のボディは、スタイリングをDBSから一新された。ボンネットを長くするように、Aピラー根元からフロントアクスルの間を伸ばしたことで、ホイールベースがDBSより80mm延長されている。これによりティアドロップ(水滴)スタイルがより一層強調されて、スピードとパワーを感じさせるシルエットを完成させている。

画像: 最高出力835psと最大トルク1000Nmを発生する5.2LのV12ツインターボ エンジンは、アストンマーティンのオリジナル。最高速度は345km/hに達する。

最高出力835psと最大トルク1000Nmを発生する5.2LのV12ツインターボ エンジンは、アストンマーティンのオリジナル。最高速度は345km/hに達する。

マトリックスLEDヘッドライトや開口部を大きくしたフロントグリル、F1マシンからインスパイアされたボンネットのエンジン冷却用ルーバー、彫り込まれたようなサイドストレーキ、カムテールのリアエンド、ヴァルキリーを彷彿とさせるLEDライトブレードなど、デザイン的なフォルムと技術的な機能が融合している。

インテリアは、クラフトマンシップと精度をテーマに仕上げられた。センターコンソールを水平面に下げてスペースとラグジュアリー感を生み出し、各種素材を組み合わせて上質感をさらに高めている。メーターパネルは10.25インチのTFTディスプレイ、センターコンソールにも10.25インチのタッチスクリーンが備わる。

次世代インフォテインメントシステムによるコネクティビティ機能なども充実させた新たなフラッグシップのヴァンキッシュ。2025年3月にはオープンモデルのヴォランテも追加設定され、いずれも年間1000台以下の限定で生産されている。

画像: 本国発表の翌日には日本でもお披露目された、オープンモデルのヴォランテ。こちらも生産台数は限定で年間1000台以下とされている。

本国発表の翌日には日本でもお披露目された、オープンモデルのヴォランテ。こちらも生産台数は限定で年間1000台以下とされている。

アストンマーティン ヴァンキッシュ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4850×1980×1290mm(全幅はミラーを折りたたんだ状態)
●ホイールベース:2885mm
●車両乾燥重量:1774kg
●エンジン種類:60度V12 DOHCツインターボ
●総排気量:5204cc
●最高出力:835ps/6500rpm
●最大トルク:1000Nm/2500-5000rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・82L
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:トランスアクスル式FR
●タイヤサイズ:前275/35ZR21、後325/30ZR21

This article is a sponsored article by
''.