マクラーレン 750S(McLaren 750S:2023〜)
2023年4月に発表された750Sは、先代にあたる720Sの正常進化モデルであり、いわばビッグマイナーチェンジ的なモデルでもある。それはつまり、先代同様に軽量さ&パワフルさを高められた純粋なスポーツモデルということになる。

フロントバンパー下部までボディ同色とされ、ヘッドライトまわりも刷新するなどデザインは洗練された。
それまでの多くのモデルと同様に、その車名は搭載エンジンの最高出力に由来する。4LのV8ツインターボはブースト圧の向上や軽量ピストンなどの採用により、最高出力750ps/最大トルク800Nmに高められている。
軽量化も徹底的に行われたが、そもそも軽量なカーボン製モノコック構造を採用する720Sのさらなる軽量化は相当に難しかったはず。それでも標準シートのカーボン化、軽量ホイールの開発、そしてメーターディスプレイやフロントウインドー、エキゾーストパイプの軽量化、フロントバンパーのワンピース構造化などにより、クーペの乾燥重量は30kg軽減して1277kgとなっている。パワーウエイトレシオは1.70kg/psに達する。
さらに7速DCTのファイナルギア比をローギアード化することで加速性能を向上させ、0→100km/h加速は2.8秒(720Sは2.9秒)、0→200km/h加速は7.2秒(同7.8秒)を達成している。

最高出力750ps、最大トルク800Nmというパフォーマンスを誇る4LのV8ツインターボエンジン。
エクステリアでは、ボディ同色部分をフロントバンパー下部まで拡大してシンプルさを強調し、洗練されたデザインとしている。また、ヘッドライトまわりも刷新された。リアデッキは延長され、ここから流れた空気の流れは車速により上下動するカーボン製アクティブリアウイングはより高く、前後長を伸ばすことでその面積を20%拡大している。
インテリアは、よりドライバー中心のデザインとなった。インストルメントディスプレイはステアリングコラムにマウントされてハンドルと一緒に動き、パワートレーンとハンドリングのモードを選択するスイッチが両サイドに配置される。ドライバーはハンドルから手を離さずに、さまざまな操作が可能だ。
また750Sでは、リトラクタブル式ハードトップのスパイダーも同時に発表された。車速が50km/h以下なら走行中でも11秒未満で開閉でき、ハードトップはエレクトロクロミックガラスも選択可能だ。

750Sではクーペとスパイダーが同時に発表された。トップは車速50km/hまで11秒未満で開閉することが可能だ。
マクラーレン 750S 主要諸元
●全長×全幅×全高:4569×1930×1196mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1389kg
●エンジン種類:90度V8 DOHCツインターボ
●総排気量:3994cc
●最高出力:750ps/7500rpm
●最大トルク:800Nm/5500rpm
●燃料・タンク容量:プレミアム・72L
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前245/35R19、後305/30R20




