2020年のスポーツカー&スーパーカーカテゴリーは、フルモデルチェンジされたモデルの来日こそ少なかったものの、劇的な進化や魅力的な追加モデルが続々。話題性には事欠かない1年となった。(Motor Magazine2021年2月号より)

リニューアルモデルの進化ぶりが著しい

アウディはRSモデルのリニューアルを実施。TT RSにも小改良が施された。試乗したところ、軽量コンパクトTT RSはコントロール性が優れていて「振り回す楽しさ」が味わえることを再確認した。アウディは新型のRS6、RS7、RS Q8も発表したが、これまでメカニカルなスポーツサスペンションしか選べなかったが今後はエアサスペンションが標準装備となるので、RSモデルの多用途性と実用性はさらに磨きがかけられるだろう。

ポルシェは911のラインナップを強化したほか、718ケイマンと718ボクスターに水平対向6気筒エンジンを積んだモデルを続々と投入している。タイプ992用のターボエンジンをベースに、排気量を拡大して自然吸気に仕立て直した新エンジンは6気筒の回転フィールがバツグンに心地いいほか、NAならではの自然なレスポンスにはほとほと感心させられる。718系を買うなら6気筒モデルが断然お勧めだ。

BMW8シリーズにはハイパフォーマンなM8が加わった。その4.4L V8エンジンが625ps(M8コンペティションの場合)を絞り出すのもすごいが、M専用の4WDシステムであるM xDriveは「後輪駆動に近い」4WDスポーツモードに加え、完全にRWDとなる2WDモードまで用意。サーキットではMらしいスリリングな走りを実現する。

さらにBMWで注目したいのが改良型4シリーズクーペの来日。そのスポーティバージョンであるM440i xDriveに試乗したが、滑らかな乗り心地とスタビリティの高いハンドリングは従来のBMWの水準をはるかに超えるもの。本国ではフラッグシップのM4すでに発表されているので、こちらも楽しみだ。

メルセデスベンツEクラスもマイナーチェンジを実施。足まわりが全般的にスポーティ方向に振られたのは意外だった。E200にマイルドハイブリッドが装備されたこともニュースのひとつ。人気のMBUXも装備され、商品力はさらに高まったといえる。

画像: 2016年にデビューしたポルシェ718ボクスター/ケイマンは、2L 対4ターボ(300ps/380Nm)を搭載するベースグレードのほか、2.5L対4ターボ(350ps/420Nm)を搭載する「S」をラインナップ。さらに2019~2020年にかけては軽量仕様の「T」に続き、420psの水平対向6気筒を搭載する「ケイマンGT4/スパイダー」を追加設定してきた。日本市場にはさらに400ps仕様のGTS 4.0が追加設定されるなどさすが、話題には事欠かない。

2016年にデビューしたポルシェ718ボクスター/ケイマンは、2L 対4ターボ(300ps/380Nm)を搭載するベースグレードのほか、2.5L対4ターボ(350ps/420Nm)を搭載する「S」をラインナップ。さらに2019~2020年にかけては軽量仕様の「T」に続き、420psの水平対向6気筒を搭載する「ケイマンGT4/スパイダー」を追加設定してきた。日本市場にはさらに400ps仕様のGTS 4.0が追加設定されるなどさすが、話題には事欠かない。

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