ラグジュアリーセグメントを皮切りに始まった電動化の波は、いまやDセグメントにも押し寄せつつある。この波をどう乗り越えていくかが今後の命運を左右する。(Motor Magazine2022年2月号より)

ブランドの個性にあふれるステーションワゴンが揃う

ステーションワゴンの選択肢が一挙に広がることも見逃せない。メルセデス・ベンツ Cクラスのステーションワゴンを筆頭に、BMW 3シリーズツーリング、アウディ A4アバント、フォルクスワーゲンのパサートヴァリアント、そして、ボルボのV60(2021年12月16日、B4モメンタムに新開発7速DCT搭載)といった定番に加え、2021年には新たにアルテオンのシューティングブレークという新顔も加わった。

それぞれのブランドがユニークな趣向を凝らした多くのステーションワゴンから、各自が気に入ったものを選べるのも大きな特徴だ。

一時期に比べると日本発のステーションワゴンがその数をグンと減らしてしまったことも含め、SUV全盛の今という時代であるからこそ数多ある魅力的なステーションワゴンの中から好みの1台を選び出すという選択肢が残されている。そんなところでもDセグメントならではのクルマ選びの楽しさを味わうことができそうだ。(文:河村康彦)

画像: フォルクスワーゲン アルテオン シューティングブレーク。2021年7月のフェイスリフトを機に投入されたシューティングブレークが話題に。基本メカニズムはアルテオンに準じているが、Bピラー以降は専用デザインとなっており、全長はパサートヴァリアントより100mm長い。実用性よりも端正なスタイリングを優先したパッケージングを採用しており、従来の価値観とは異なる新たなステーションワゴンとして今後の動向に注目したい。写真はTSI4モーションRライン アドバンス。

フォルクスワーゲン アルテオン シューティングブレーク。2021年7月のフェイスリフトを機に投入されたシューティングブレークが話題に。基本メカニズムはアルテオンに準じているが、Bピラー以降は専用デザインとなっており、全長はパサートヴァリアントより100mm長い。実用性よりも端正なスタイリングを優先したパッケージングを採用しており、従来の価値観とは異なる新たなステーションワゴンとして今後の動向に注目したい。写真はTSI4モーションRライン アドバンス。

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