BEVとしても使い勝手を向上。アクセルを踏めば圧巻の速さをアピール
新型フォルクスワーゲン パサートの日本市場への導入スタートは2021年4月のこと。ほぼ1年を過ぎた今、新たにヴァリアントのラインナップにPHEV(プラグインハイブリッド車)が加わった。
![画像: GTE専用のC字型LEDデイタイムランニングライトやブルーにペイントされたブレーキキャリパーなど、フォルクスワーゲンのeモビリティを象徴するアイコンは先代を踏襲している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/04/05/75e7a3276b85b691c667b7df5800099fb0b998ff_xlarge.jpg)
GTE専用のC字型LEDデイタイムランニングライトやブルーにペイントされたブレーキキャリパーなど、フォルクスワーゲンのeモビリティを象徴するアイコンは先代を踏襲している。
2グレードが設定され、GTEの車両価格が634万5000円、GTE Advanceが683万8000円と、パサートオールトラックまで含めたシリーズ中もっともプレミアムなモデルとなる。
パワートレーンは、1.4L 直4ターボのTSIガソリンエンジン(115kW[156ps]/250Nm)と電気モーター(85kW[116ps]/330Nm)を組み合わせ、前輪を駆動する。トランスミッションは6速DCT(DSG)で使用燃料はプレミアム、ガソリンタンク容量は50Lが確保される。
大きなトピックと言えるのが、先代比で約30%ほど容量を拡大された駆動用バッテリー(13.0kWh)だろう。モーターのみでの航続距離はWLTPモードで57kmまで延びており、充電環境さえ整っていれば、日常ユースをほぼガソリン給油なしで賄えるハズだ。ハイブリッドモードを使えば、走行中にエネルギー回生することでバッテリーを充電することもできる。
![画像: GTEモードを選択すると、制御系マップがスポーツモードに変化。エンジンレスポンスが向上するだけでなく、ペダルの踏み込みに対してエンジンと電気モーターが同時に稼働する「フルパワー」状態を作り出してくれる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/04/05/144d5c00f5643216bf7ee57b97427a5bd011ee2c_xlarge.jpg)
GTEモードを選択すると、制御系マップがスポーツモードに変化。エンジンレスポンスが向上するだけでなく、ペダルの踏み込みに対してエンジンと電気モーターが同時に稼働する「フルパワー」状態を作り出してくれる。
3つの走行モードのうち、もっともスポーティな「GTEモード」では、アクセルペダルの踏み込みに応じて電気モーターとエンジンが協調、パワフルな走りを楽しませてくれる。ハンドリングもより俊敏に切り替わってくれる、とのこと。
街乗りではスマートなEV、ワインディングではスポーツカーライクと、まさに「退屈などしている暇はない」エキサイティングな電動化モデルと言えそうだ。
![画像: パイライトシルバーメタリックやマンガングレーメタリックなど4色のボディカラーを展開。写真のオリックスホワイトマザーオブパールエフェクトは、有償オプションだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/04/05/f8378b739dcca8fd258cbecbdc89c4952869b401_xlarge.jpg)
パイライトシルバーメタリックやマンガングレーメタリックなど4色のボディカラーを展開。写真のオリックスホワイトマザーオブパールエフェクトは、有償オプションだ。
フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント GTE Advance 主要諸元
●全長×全幅×全高:4785×1830×1510mm
●ホイールベース:2790mm
●車両重量:1770kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●排気量:1394cc
●最高出力:115kW(156ps)/5000-6000rpm
●最大トルク:250Nm/1550-3500rpm
●モーター最高出力:85kW(116ps)
●モーター最大トルク:330Nm
●トランスミッション:6速DCT(DSG)
●WLTCモード燃費:15.9km/L
●駆動方式:FF
●タイヤサイズ:235/45R18
●車両価格(税込):683万 8000円