2022年4月21日、ランボルギーニはモナコ在住のクライアントのためにウラカン STOを送り出した。これはウラカンとしては2万台目のモデルとなる。そこで、2014年のデビュー以来8年間にわたる、ウラカンのサクセスストーリーを振りかえってみたい。

次世代のスーパースポーツ、ウラカン EVOに進化(2019年)

画像: ビッグマイナーチェンジされた、ウラカン Evo RWDクーペ。

ビッグマイナーチェンジされた、ウラカン Evo RWDクーペ。

2019年にビッグマイナーチェンジが施されたウラカンは、車名も「ウラカン EVO(エヴォ)」となる。ボディは空力特性を向上させ、ドライビングダイナミクスも強化された。5.2LのV10エンジンはチタン製吸気バルブを組み込むなどして640hpと600Nmにアップされ、4輪操舵やトルクベクタリングなども備える。

2020年には後輪駆動モデルのEVO RWDを発表。パワースペックは610hpと560Nmと4WDのEVOよりおさえられたが、0→100km/h加速は3.3秒、最高速度は325km/hというパフォーマンスを誇る。

ランボルギーニ スクアドラ コルセが手がけたウラカンSTO(2021年)

画像: 公道走行可能なレーシングカー、ウラカン STO。

公道走行可能なレーシングカー、ウラカン STO。

2021年に発表されたウラカン STO(スーパー トロフェオ オモロガータ)は、ランボルギーニ スクアドラ コルセ(レーシングチーム)のワンメイクレース用「ウラカン スーパートロフェオ EVO」と、デイトナやセブリングの耐久レースで優勝した「ウラカンGT3 EVO」に触発された、公道走行可能なレーシングカーだ。

V10エンジンは後輪駆動ながら640hp/8000rpmと565Nm/6500rpmを発生し、0→100km/h加速は3.0秒、0→200km/h加速は9.0秒、最高速度は310km/hに達する。

公道でもサーキットでも楽しめる、ウラカン テクニカ(2022年)

画像: 日本でも早くもお披露目された、ウラカン テクニカ。

日本でも早くもお披露目された、ウラカン テクニカ。

2022年4月に発表された、ウラカン ファミリーの最新モデルがウラカン テクニカだ。公道でもサーキットでも、ドライビングプレジャーと完璧なライフスタイルを求めるドライバーに向けて開発された、次世代のRWDモデルである。

より空力特性を重視して前後のデザインをリニューアルし、パワーユニットはウラカンSTOから移植。ウラカン EVO RWDより30hpアップした640hp/565Nmのパワースペックで、0→100km/h加速は3.2秒を達成している。

番外編:はたらくウラカン

画像: ウラカンのパトロールカー。幸いにして?スピード違反の取り締まり用ではないらしい。

ウラカンのパトロールカー。幸いにして?スピード違反の取り締まり用ではないらしい。

ウラカンはイタリアの警察でパトロールカーとして活躍している。とはいってもスピード違反の取り締まりではなく、主に救急医療で使用されている。2021年には、移植臓器の運搬のためパドヴァからローマまでの489kmを2時間強(平均速度は約240km/h!)で走ったこともある。

また、ボローニャのグリエルモ マルコーニ空港では、着陸した旅客機をエプロンまで誘導する「フォローミー」カーにウラカンが採用されており、乗客はその光景を楽しんでいる。

画像: ボローニャのグリエルモ マルコーニ空港で「フォローミー」カーを務めるウラカン。

ボローニャのグリエルモ マルコーニ空港で「フォローミー」カーを務めるウラカン。

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