ダイナミックさとスポーティさが融合したフォルム
フェラーリ75年の歴史で初のSUVにして4ドア4シーターモデル「プロサングエ(PUROSANGUE)」が世界に向けその姿を現した。イタリア語で「サラブレッド」を意味するネームには、「跳ね馬」をアイコンとするフェラーリの強い意気込みを感じ取ることができる。
![画像: 全長4973mmで、ホイールベースは3m越え。伸びやかかつマッシブなフォルムが際立つディメンションだ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/09/14/945ba13e54c5c457f0b8b6b0cac7b0a2e624f055.jpg)
全長4973mmで、ホイールベースは3m越え。伸びやかかつマッシブなフォルムが際立つディメンションだ。
エアロダイナミクスにこだわり抜いて設計されたこのモデルには、数々のイノベーションが取り入れられている。その代表例が、最新の車両ダイナミック コントロール システム。マルチマティック社のトゥルー アクティブ スプール バルブ(TASV)システムを採用した、アクティブサスペンションテクノロジーの世界初採用だ。
エクステリアは、まずヒンジ式の後席用ドアが目に付く。この「ウェルカムドア」の採用により車体を大きせずに、乗降性を可能な限り高めることが可能になったという。
フロントグリルがないことも特徴だ。そのために、下部のディヘドラル(二面角)形状が強調され、ダイナミックかつスポーティな印象を与えている。ディヘドラル形状はサイドビューにも採用され、同様の効果を発揮。リアは、テールへとダイブしたような独特のフォルムが、類まれな力強さを感じさせてくれる。
近年、フェラーリが追求し続ける「洗練感」を満喫できる
一方のインテリアは、「快適性とエレガンス」にフォーカスし、高級な素材と驚きの空間を融合」がキーワードとなっている。スポーツマインドたっぷりのコックピットは、PHEV「SF90ストラダーレ」から着想を得たそうだ。
![画像: SF90ストラダーレから想を得たというコックピット。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/09/14/67753be27c9927174e564344c3725a8ed4289f7d.jpg)
SF90ストラダーレから想を得たというコックピット。
助手席のスポーツマインドをくすぐる仕掛けも、最新のフェラーリならではだろう。パフォーマンスの値を表示する、10.2インチの専用スクリーンが装備され、同乗者もドライバー同様にドライビング体験を楽しむことができるのだ。
他には、フェラーリ史上最大のトランクや、前後シートヒーターおよびブルメスター製ハイエンドオーディオシステムの標準装備といった「おもてなし」の充実ぶりも忘れてはいけない。