2023年1月13日、スバルは「東京オートサロン2023」にて、6世代目となる新型「インプレッサ」(日本仕様プロトタイプ)の初お目見えを行った。受注は今春以降の予定という。

グッとスポーツ度が高まったエクステリアデザイン

2022年11月17日に米・ロサンゼルスオートショーで、6世代目となるスバルの新型「インプレッサ」の米国仕様が公開されたのは記憶に新しいところだ。そして今回、日本仕様がプロトタイプながらその姿が初めて公開された。ちなみに、今回のフルモデルチェンジを機に、日本での名称が「インプレッサ スポーツ」から「インプレッサ」へと改められる。

画像: シャープさが際立つフォルム。フェンダーの力強さも印象的だ。(写真はSTIパーツ装着車)。

シャープさが際立つフォルム。フェンダーの力強さも印象的だ。(写真はSTIパーツ装着車)。

さて、そのエクステリアだが、スポーティな「インプレッサ」のこれまでのイメージがさらに強調されたものとなっている。引き締まったスピード感ある鋭いフォルムしかり、力強さみなぎるフェンダーしかりだ。ボディカラーは、新色の「サンブレイズ・パール」の設定が行われた。

インテリアは、さまざまな機能を集約した大型の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイをインテリアの中央に配置した、最新のスバル共通のインターフェイスを採用し、実用性と利便性が高められている。これは、自然体で過ごせる使い勝手の良いカジュアルさを意識してのことだ。

コネクティッドサービスでは、「SUBARU STARLINK」がさらにグレードアップ。従来の「つながる安全」機能により万が一の際の安心感を高めるとともに、利便性や快適性を高める新サービスとして、スマートフォンアプリでのリモートロック/アンロック機能、リモート車両位置確認機能など、その領域拡大が図られた。Apple CarPlayおよびAndroid Autoのワイヤレス接続にも対応する。

「スバルグローバルプラットフォーム」をブラッシュアップ

動的質感へのこだわりもみせる。シートは、「クロストレック」で採用された骨盤を支える構造のものを装備。大学医学部との共同研究による医学的知見を取り入れた仙骨を押さえることで、ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも、快適な乗り心地を実現するという。

画像: 採用された骨盤を支える構造のシートを装備。ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも、快適な乗り心地が期待できる。

採用された骨盤を支える構造のシートを装備。ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられたときでも、快適な乗り心地が期待できる。

シートの固定構造の変更も行われた。従来型のブラケットを介した方法から、シートレールを直接車体に固定する構造とするもので、取り付け部の剛性と振動収束性の向上が図られている。これにより、シートそのものの揺れを抑え、快適な乗り心地の実現が期待できるのだ。

快適な乗り心地の追及は、ルーフパネルとブレースの間に、振動の吸収性が高く、制振性に優れた高減衰マスチック(弾性接着剤)の採用にも表れている。ルーフの振動によって発生する騒音の音圧を低減するとともに車内音の収束性が向上するという。

「スバルグローバルプラットフォーム」のさらなるブラッシュアップも行われている。従来型はアッパーボディとアンダーボディを別々に組み立てた後に接合していたのに対し、新型ではボディ全体の骨格部材を強固に組み立ててから、外板パネルを溶接する「フルインナーフレーム構造」とされた。

その効果は、操縦安定性を向上させるとともに、路面からの振動の収束性を高め、質感が高くフラットで快適な乗り心地を実感できるという。

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