日産は2023年4月20日、ミドルサイズミニバン セレナに電動モデルの「e-POWER」が加わった。すでに2万5000台以上が受注された話題のクルマを試乗する機会を得たため、レポートする。

プロパイロット2.0を採用する最上級グレード。運転席が特等席かもしれない

次は、新型セレナ e-POWERにのみ設定される最上級グレード「ルキシオン」に試乗した。

画像: セレナ e-POWERには、最上級グレードとして「LUXION(ルキシオン)」が設定される。

セレナ e-POWERには、最上級グレードとして「LUXION(ルキシオン)」が設定される。

ルキシオンは12.3インチの大型ナビゲーションや、スマートキーのボタン操作によって無人の状態で車両を動かすことができるプロパイロットリモートパーキングに加えて、高速道路でハンズオフ走行が可能なプロパイロット2.0まで標準装備する豪華仕様だ。この試乗を、先に乗ったハイウェイスターVとの違いに触れながらレポートする。

エクステリアに関しては、ほとんどハイウェイスターVとの違いを見つけることができなかった。フロントのフェンダーフィッシャーがダークサテン塗装されているのと、ルキシオンの名前が刻まれたエンブレムがリアに装着されている程度。あとはプロパイロット2.0の採用によってルーフに専用のアンテナが装着されている程度だ。

画像: ルキシオンには専用のバッジに加えて、プロパイロット2.0の採用によってルーフに専用のアンテナを装着する。

ルキシオンには専用のバッジに加えて、プロパイロット2.0の採用によってルーフに専用のアンテナを装着する。

画像: ルキシオンのインテリアには、専用のクロスステッチや大型コンソールが備わり、高級感はひとクラス上だ。

ルキシオンのインテリアには、専用のクロスステッチや大型コンソールが備わり、高級感はひとクラス上だ。

一方で、インテリアに目を向けると違いは明確だった。もちろんデザインは共通だが、インパネまわりの高級感は1クラス上に感じた。ノートとノート オーラのような雰囲気の違いを確認することができた。

クロスステッチ加工されたドアトリムや、大型のセンターコンソール、木炭のような黒い木目柄のインストゥルメントパネルといった「上級アレンジ」の数々は、いずれもルキシオン専用。シックで落ち着いたインテリアは、先進性も伴ったモダンな雰囲気を漂わせていた。

始動から発進までの振る舞いは、ハイウェイスターVと同様の印象で、こちらも音を出さずになめらかに走り出した。しかし、幹線道路に出て少しペースが上がってきた時に、ハイウェイスターVとの大きな違いを感じる。それは車速を上げた時の静粛性の高さだ。

画像: ルキシオンにはフロントガラスに加えて、フロントドアガラスにも遮音ガラスが採用されている。

ルキシオンにはフロントガラスに加えて、フロントドアガラスにも遮音ガラスが採用されている。

ルキシオンにはフロントガラスに加えて、フロントドアガラスにも遮音ガラスが採用されている。この効果が絶大だった。風切り音や対向車とすれ違った時の音が、先ほどのハイウェイスターVと明らかに抑えられていた。また、ルキシオンには専用のブリヂストンのタイヤが装着され、これによってロードノイズもより静かに感じた。

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画像2: Rakuten Car
Rakuten Car

次に再び席替えをして、2列目に座った。走り出すとやはりハイウェイスターVよりひとクラス上の上質感を感じた。静粛性の高さはもちろんのこと、ルキシオンにはキャプテンシートが採用されているのだが、これが快適だった。ちなみにキャプテンシートの採用によってこちらは7人乗りのみの設定となる。ただし、こちらもハイウェイスターVと同様にリアまわりの微振動が気になった。このあたりは今後に期待したいところだ。

画像: ルキシオンは7人乗り仕様でキャプテンシートを備える。シートを中央に寄せてさらに後ろにスライドすることも可能だ。

ルキシオンは7人乗り仕様でキャプテンシートを備える。シートを中央に寄せてさらに後ろにスライドすることも可能だ。

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