2022年7月のワールドプレミアで4種類の「群」をお披露目したり、「専門店」をオープンしたり、第16代めの「クラウンたち」はいろんな意味で話題の存在。バラエティに富んだキャラクター設定を通して、「挑戦と革新」という伝統の間口を一気に広げた観があります。もっとも今回、公道で試乗する機会を得たクラウンセダンは、正統的先祖返りと言えるモデル。「上質なFRセダン」に対する憧れ心を、改めてくすぐってくれました。

パッセンジャーをもてなす快適な乗り心地はショーファーにも◎

新型クラウンセダンは、ショーファーカーニーズをテーマに開発が進められたそうです。快適な乗り心地と上質な走り、そしてゆとりの空間が、後席のパッセンジャーにくつろぎの移動時間をもたらすことを目指しています。

画像: 新型クラウンセダンのデザインは。2022年にクラウン群として発表された時から変わっていないそう。市販化段階で設計技術や生産要件の必要を満たすために、変更を余儀なくされるそうだが、クラウンセダンの場合はとにかく「カッコよさ」を優先し、技術のほうを合わせる方向で対応したのだという。

新型クラウンセダンのデザインは。2022年にクラウン群として発表された時から変わっていないそう。市販化段階で設計技術や生産要件の必要を満たすために、変更を余儀なくされるそうだが、クラウンセダンの場合はとにかく「カッコよさ」を優先し、技術のほうを合わせる方向で対応したのだという。

ロングホイールベースのおかげで、新型クラウンセダンは前席と後席のカップルディスタンスを約1000mm確保、先代のマジェスタと同等の足元空間を確保しています。ベースとなるMIRAIよりも広く、ショーファーニーズへのこだわりが垣間見えるところしょう。

ものは試しとまずは後席に乗り込んでみたところ、確かに足元にはゆとりがある印象。ただ低い車高はSUVスタイルに比べるとやはり、乗り降りの時に少々腰をかがめるようにしなければなりません。とくにサンルーフを装備した仕様では、開放感という意味でももう少しヘッドクリアランスが欲しい、と感じました。

もっともそう思えてしまう理由もまたこのところ、SUVやミニバンに慣れ親しんできたから、なのかもしれません。実際、新型クラウンのリアシートに座っていると、「乗せて(あるいは載せて)もらっている」というショーファーさんにおまかせ的感覚よりも、ともにドライブを楽しんでいるというある種、クルマとの一体感をしっかり味わうことができるような気がします。

画像: 新型クラウンセダンの後席もまた、フォーマル感にあふれる。パノラマルーフは開放感があって心地よいのだが、背もたれを立てているとロールシェードの収納部分が少し圧迫感を生んでいた。これ、実は少し得もたれを倒して座ると、心地よいそう(モデルは岡本幸一郎氏)。

新型クラウンセダンの後席もまた、フォーマル感にあふれる。パノラマルーフは開放感があって心地よいのだが、背もたれを立てているとロールシェードの収納部分が少し圧迫感を生んでいた。これ、実は少し得もたれを倒して座ると、心地よいそう(モデルは岡本幸一郎氏)。

ほどよく締まった印象の乗り心地もまた、一体感を覚えるひとつの理由かもしれません。開発陣が「フラットボディコントロール」と呼ぶリアサスまわりの「いなし」を加えたセッティングは、柔らかすぎず、けれど不快な振動や揺れをうまく抑えてくれます。下手にふわふわした腰の弱い乗り味よりも確実に「後席クルマ酔い」を防いでくれます。

もしも「少し硬いかな・・・」とパッセンジャーがぼやいた時には、ドライブモードセレクトで「リアコンフォートモード」を選んでみましょう。乗り心地重視に寄せたAVS制御によって、たとえるなら緩衝材をシート下や足元に1枚、追加したようなより優しい乗り味が生まれます。

こうした新型クラウンセダンの「リアシートコンシャス」な躾の良さは、そのまま前席のナビゲーターはもちろんドライバーにも、しっかり居心地の良さとなって伝わってくるものでした。

This article is a sponsored article by
''.