世界中にファンがいる人気ピックアップトラック
1978年に発売された三菱のピックアップトラック「フォルテ」をルーツとするトライトンは、45年間で5世代にわたり約560万台を生産、世界約150ヵ国で販売されてきた三菱の世界戦略車です。
この新型は「Power for Adventure」という商品コンセプトのもとで開発を進め、内外装デザインからシャシ、ラダーフレーム、エンジンなどを一新。2023年7月にはタイ・バンコクでワールドプレミアされてすでにグローバル展開されていますが、今回、正式に日本で販売されることが決定しました。
すでに日本でも11月に行われた「ジャパンモビリティショー2023」で実車が展示されていますから、会場でその姿を見たという人も多いのではないでしょうか。
日本に導入されるのは4ドア5人乗りのダブルキャブ
このトライトン、海外では2ドアのシングルキャブやクラブキャブ(前席の後ろに荷室スペースがあるタイプ)、4ドア5人乗りのダブルキャブと3タイプのボディが用意されています。そのうち日本に導入されるのは、もっとも実用性が高い4ドア5人乗りのダブルキャブタイプとなります。
そのボディサイズは全長5360×全幅1930×全高1815mm、ホイールベース3130mmと、実車を見ても数値を見てもかなり大柄に感じられます。日本ですでに販売されているピックアップトラックのトヨタハイラックス(全長5320×全幅1900×全高1840mm)と、ほぼ同サイズです。
エクステリアのデザインコンセプトは「ビーストモード(勇猛果敢)」。ピックアップトラックに求められる頼もしさや力強さ、さらにアスリートのようなしなやかさを表現したと言います。
実車を生で見ると、鷹の目をイメージしたというヘッドライトが特徴的で、そのフロントマスクはかなりの迫力を感じます。さらに大きく膨らんだフェンダーから繋がる力強い造形やそれを強調するプロテクターなどとあいまって、どこから見ても存在感抜群のデザインです。