待望の新型5シリーズ「ツーリング」が、ついに国内発表。しかもBMW初のワゴンタイプBEV「i5ツーリング」と、5シリーズツーリング初のMHEV×ディーゼルというダブル主演。果たしてどちらで「スタイリッシュかつラグジュアリーなワゴンライフ」を送るべきか・・・これは悩ましい。

プレミアムワゴンの魅力を拡げるふたつの「初」

SUVの台頭もあって、国産車に関してはほぼほぼ壊滅状態と言っていい「プレミアムワゴン」カテゴリー。一方で輸入車は、ドイツ勢を中心に根強い人気があるようです。

画像: BMW i5 Touring eDrive40(欧州仕様)。ディメンジョン(欧州仕様・従来型比)全長5060(+97)×全幅1900(+32)×全高1515(+17)mm、ホイールベースは2995(+20)mmとなる。

BMW i5 Touring eDrive40(欧州仕様)。ディメンジョン(欧州仕様・従来型比)全長5060(+97)×全幅1900(+32)×全高1515(+17)mm、ホイールベースは2995(+20)mmとなる。

2024年2月7日、日本向け仕様が発表されたBMW5シリーズツーリングもまた、上質な存在感とエレガントなたたずまいに優れた実用性を備えた「使える」プレミアムワゴンです。

第6世代は、かなり意欲的なラインナップでの日本導入スタートを切りました。「初めて」仕様を一気にダブル出し!という大盤ぶるまいです。

BEVの「i5ツーリング」は、ステーションワゴンタイプのボディを持つBEVとしても日本市場に初登場。しかもMスポーツや、最高出力600ps越えとなる高性能バージョンのM60まで3タイプがラインナップされています。価格帯は1040万円~1600万円。

画像: まるでアスリートのように筋肉質なフェンダーワークと、やや高い位置に配されたショルダーラインが、力強いプレミアム感を演出している。リア今ネーションライトは、ツーリング専用のデザインだ。写真は欧州仕様の520d Touring xDrive。

まるでアスリートのように筋肉質なフェンダーワークと、やや高い位置に配されたショルダーラインが、力強いプレミアム感を演出している。リア今ネーションライトは、ツーリング専用のデザインだ。写真は欧州仕様の520d Touring xDrive。

もうひとつ、BMW 5シリーズツーリングとしては初となる48Vマイルド・ハイブリッド・システムは、クリーンディーゼルエンジンとの組み合わせで登場しました。Mスポーツを含む2タイプが用意されます。価格帯は890万円~960万円と、かなり野心的な設定と言えるのではないでしょうか。

従来型に比べてロングホイールベース化、ワイドトレッド化が進められたプラットフォームはBEV、MHEVともに共通。軽量、高剛性なボディとほぼ完全バランスと言える50:50の前後重量配分など、BMWらしい美点は第6世代でもしっかり受け継がれています。

加えて、セダンと同様にさまざまな最先端のシャシーテクノロジーが採用されています。レスポンスに優れたホイール・スリップ・テクノロジー、ダイレクトかつ確実な制動を統合的に制御するブレーキ・システム、可変ステアリング・レシオを備えたスポーツ・ステアリングなどは、全車標準装備です。

ちなみにワゴンならではの大開口ラゲッジコンパートメントは、フル乗車時570~最大1700Lの容量。こちらも、パワートレーンによる差はありません。

BMW 5シリーズツーリング ラインナップ&プライス

■BEV
i5 eDrive40 Touring Excellence(2WD):1040万円
i5 eDrive40 Touring M Sport(2WD):1040万円
i5 M60 xDrive Touring (4WD):1600万円
■MHEV×2L 直4ディーゼルターボ
523d xDrive Touring Exclusive(4WD):890万円
523d xDrive Touring M Sport(4WD):960万円

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