インテリアは電気自動車らしい開放感にあふれている

さて、インテリアに目を向けると、新世代MINIブランドを象徴する直径240mmの有機ELセンターディスプレイが鎮座しています。メーターパネルの代わりにヘッドアップディスプレイを装備している点や、インパネ上部にアンビエントライトの役割を果たすプロジェクターが装着されているなど、MINI3ドアやカントリーマンなどに非常に似た印象を与えています。

画像: ステアリングホイールのデザインは先に出たMINI3ドア・カントリーマンと共通。

ステアリングホイールのデザインは先に出たMINI3ドア・カントリーマンと共通。

一方でダッシュボードにはエースマンだけに用意されるリアルステッチが配されていたり、ヘッドアップディスプレイとハンドルの間にはレザー調のバンドが敷かれるなど、特別感が演出されているのもポイントでしょう。

リアシートは3人かけですが、大人3人が余裕で座れる広さ・・・ではありません。あくまで割り切ったスペースといえます。が、意外だったことは、MINI5ドアとおよそ変わらないボディ全長ながら足元と頭上のスペースは想像よりはるかに広々としていたことです。

さらにパノラマサンルーフが用意されていますので、その開放感たるやボディサイズの想像を超えていました。これは電気自動車専用のプラットフォームを採用し、2605mmのホイールベースが確保されている所以です。

ラゲッジルームは、3ドアや5ドアモデルよりもやや広いかな? といった印象です。ただしリアシートを倒せば最大で1005リッターもトランク容量が確保できるということで、実用性で不足を感じることは少ないと思われます。

2グレードを用意し価格は491万円から。安全装備も充実

エースマンの日本仕様は、現状2グレードとなります。ひとつは、42.5kWhのバッテリー容量で最高出力135kW(約184ps)、最大トルク290Nmを発生する「E」。航続距離は310kmで、DC急速充電は最大75kWまで許容します。

画像: シートヒーターのほか、ランバーサポート機能も備わる(オプション設定)

シートヒーターのほか、ランバーサポート機能も備わる(オプション設定)

もうひとつは、54.2kWhのバッテリー容量で最高出力160kW(約218ps)、最大トルク330Nmを発生する「SE」。航続距離は406kmで、DC急速充電は最大95kWまで許容します。

先進安全装備も充実しており、車線をはみ出しそうになるとハンドルを操舵して車線内に戻すレーン・キーピング・アシストや、後退時に交差する車両を検知して警告するクロス・トラフィック・ウォーニング(リア)機能などが標準装備されます。

またパーキング・アシスタント・プラスを標準化することで、サラウンド・ビュー機能やペダル踏み間違い急発進抑制機能、さらに車両が時速約35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能なども備わっています。

ただし、ACC機能は「SE」にのみ設定されるほか、カントリーマンで採用されたハンズオフアシスト機能は装備されませんのでご注意ください。(Eはクルーズコントロール機能を装備)

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