アストンマーティンのスーパーSUV「DBX」に、新たなフラッグシップモデル「DBX S」が登場した。アストンマーティンの最高峰モデルに冠せられる伝統の「S」が指し示すように、これまでのフラッグシップモデル「707」を大幅に凌駕する最高出力727psのモンスターマシンだ。
スポーティさとゴージャス感が高次元で融合したインテリア
インテリアは、シートに使われるヘリンボーン模様がポイント。シートの上に行くに従って、ヘリボーンの幅が広くされることで、スピード感が表現されている。オプションのカーボン・ルーフを選ぶと、ヘッドライナーにも同じヘリンボーン模様が使われる。

ヘッドレストのアストンマーティンのウイング。エンボス加工とデボス加工の両方を用いた業界初の技術によるものだ。
シートやヘッドライナー、センターコンソール、ロア・インストルメントパネル、アッパートリムの素材はアルカンターラで、シートボルスターなどの摩耗しやすい箇所にはセミアニリンレザーが使われる。
さらにラグジュアリー感を高めたい人には、トリムすべてをセミアニリン仕上げにしたり、赤い「S」バッジに呼応する赤いシートベルトを装着することもできる。
シートに施された「S」の刺繍とともに、1.5トンの極めて高い圧力と熱でミリ以下の精度とディテールを実現した、ヘッドレストの「アストンマーティンウイング」もスペシャル感を漂わせる。エンボス加工とデボス加工の両方を用いた、業界初の技術だそうだ。

スポーティな佇まいのコックピット。インフォテインメントの充実も図られている。
インフォテインメントも充実している。800wスピーカー14台のアストンマーティン・プレミアムオーディオシステムが標準装備され、アストンマーティンのオーディオパートナーであるBowers & Wilkinsと共同開発したシステムもオプションで用意される。