アウディは2025年5月6日(本国時間)、「A6」シリーズのラインアップに、新たに2種類のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルをドイツ本国で追加すると発表した。

新型バッテリーを搭載しEV走行距離は100km超に

画像: ロングホイールベース、ロングボンネット、ワイドトレッドを特徴としており、力強く格調高い外観を実現。

ロングホイールベース、ロングボンネット、ワイドトレッドを特徴としており、力強く格調高い外観を実現。

パワートレーンは、2.0L TFSIガソリンエンジン(185kW)と最大出力105kWの電動モーターを組み合わせ、システム最高出力/システム最大トルクは220kW/450Nmと270kW/500Nmの2種類を展開する。

上位モデルでは0→100km/h加速性能は5.3秒で、そのパフォーマンスの高さがうかがえる。ちなみに最高速度は全グレードで250km/hに設定されている。

画像: ドライブモードは「EV」と「ハイブリッド」の2つのモードが用意されている。

ドライブモードは「EV」と「ハイブリッド」の2つのモードが用意されている。

新型PHEVには、従来型よりも約45%大容量となる高電圧バッテリーを搭載。総電力量は25.9kWh(正味20.7kWh)となり、これにより両モデルとも100km以上のEV走行が可能だ。また、最大11kWのAC充電にも対応しており、バッテリーが空の状態でも約2.5時間でフル充電ができる。

さらに、クワトロ・ウルトラドライブと全輪操舵を組み合わせたダイナミックな走行性能に加え、ドアや窓の密閉性も向上し、車内の静粛性は先代比で最大30%改善されている。

そのほかにもステアリングのパドル操作で3段階に調整可能な回生ブレーキ機能や、ナビゲーションのルート情報を活用したエネルギー回収システムも備え、効率的な電動走行をサポートしてくれる。

画像: アウディA6 e-ハイブリッドクワトロのドライブトレーンのシステム図。トランスミッションは7速Sトロニック(電動デュアルクラッチトランスミッション)となる。

アウディA6 e-ハイブリッドクワトロのドライブトレーンのシステム図。トランスミッションは7速Sトロニック(電動デュアルクラッチトランスミッション)となる。

価格はドイツ市場において、220kW仕様ではセダンが6万5800ユーロ(約1060万円)、アバントが6万8300ユーロ(約1100万円)から。270kW仕様ではセダンが7万5050ユーロ(約1210万円)、アバントが7万7550ユーロ(約1250万円)で、S lineパッケージ、スポーツサスペンション、大径ホイール、レッドキャリパーといったスポーティな装備が標準で付属します。

新型「A6 e-ハイブリッド クワトロ」は、2025年5月8日よりドイツで注文受付を開始し、発売は今夏を予定している。

ちなみに日本での発売については現時点で公表されていないが、日本にも順次導入されるものと思われる。

This article is a sponsored article by
''.