2025年4月15日に発売された、アウディの新型Q6 e-tron。ポルシェと共同開発した新世代プラットフォーム「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)」を採用し、走り・航続距離・居住性のすべてを刷新。日常使いはもちろん、長距離ドライブや「移動中の体験」までも変えてしまうBEVの理想形とも言えるプレミアムモデルがついに登場した。

アウディの走りと未来のモビリティが融合

画像: プレミアムチャージングアライアンス(PCA)対応なので、千葉県木更津市にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京に用意されていたCHAdeMO急速150kW充電器を利用。約30分間で25→85%まで回復した。

プレミアムチャージングアライアンス(PCA)対応なので、千葉県木更津市にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京に用意されていたCHAdeMO急速150kW充電器を利用。約30分間で25→85%まで回復した。

充電はしないつもりだったが、約350km走った時点でバッテリー残量は25%になってしまった。後続距離は150kmと表示が出ていたため、充電する必要もなかったが、休憩するついでにPCA(プレミアムチャージングアライアンス)のCHAdeMO150kW急速充電器を使用してみた。すると、約30分間の充電で85%まで回復。航続距離は480kmと表示された。

取材を終え、編集部員Kに運転を交代してもらった。実はこれまで運転することばかりに気を取られ、肝心の「パッセンジャーディスプレイ」が用意された助手席のことをすっかり忘れていたのだ。

ここでは、YouTubeや映画、ゲームアプリまで楽しめる。しかも運転席からは見えない仕様になっているため安全面もクリア。走るクルマの室内がまるでプライベートなラウンジのような空間になる。これが「移動のエンタメ化」であり、新時代のモビリティに対してのヒントなのかもしれない。

画像: 助手席に乗せてもらい、MMIパッセンジャーディスプレイで移動中にゲームアプリやYouTubeを堪能してみた。

助手席に乗せてもらい、MMIパッセンジャーディスプレイで移動中にゲームアプリやYouTubeを堪能してみた。

一方パフォーマンスには、先に登場したICEのA5との共通点も見い出せた。骨格からくるハンドリングの良さ、プラットフォームに支えられた乗り心地の厚み。今回はコイルバネ仕様だったがエアサスペンション仕様も改めて試乗したいと思う仕上がりだった。

運転して楽しく、同乗者も快適。Q6 e-tron Quattroは「BEVを新たなスタンダードにする」というアウディの本気度が、技術と体験の両面で伝わってくる1台だった。(写真:平野 陽)

AUDI Q6 e-tron Quattro advanced 主要諸元

●全長×全幅×全高:4770×1940×1695mm
●ホイールベース:2895mm
●車両重量:2410kg
●モーター種類(前/後):非同期モーター/永久磁石同期電動機
●モーター最大出力:285kW(387ps)
●モーター最大トルク:580Nm
●トランスミッション:1速固定式
●駆動方式:4WD
●WLTCモード走行可能距離:644
●タイヤサイズ:前235/65R18 後255/60R18
●車両価格(税込):998万円

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