LXシリーズ全体での変更点は少ないが、より洗練された乗り心地を実現
GA-Fプラットフォームは基本的に変更はないが、スペアタイヤの取り付け位置を変更して、リアフロアにハイブリッド バッテリーを搭載可能にした。さらにボディ剛性を高め、ハンドリングを改善した。オフロード性能を損なうことなく、車輪の可動域を確保している。車体とフレームを接続するクッションは再設計され、フレームと車体のねじれ時の接合剛性を強化して、低周波振動を大幅に改善し、より洗練された乗り心地を実現した。
LX700hは、3.4LのV6ツインターボと10速ATにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムで、457馬力と583ポンドフィート(約790Nm)を発生する。モーターはオルタネーターとスターターを兼ねており、エンジンのみでの走行も可能だ。
LX600は、409馬力と479ポンドフィート(約650Nm)を発生する3.4LのV6ツインターボ+10速ATを搭載する。しかも3600rpmまでの広範囲で最大トルクを維持するので、一般道はもちろん低速で走るオフロードでも扱いやすい。またLXシリーズ全体で、以下のアイテムを標準装備している。
・アクティブハイトコントロール
・アダプティブ可変サスペンション
・マルチテレインセレクト
・マルチテレインモニター
・電動パワーステアリング
・電子制御ブレーキ
・ターンアシスト付きクロールコントロール
・ヒルディセントコントロール
・ドライブモード(ノーマル/エコ/コンフォート/カスタム/スポーツS/スポーツS)
インテリアでは、12.3インチのタッチスクリーンを備えたレクサス インターフェースを始め、クラウドナビゲーション、スマートフォンとの互換性といった快適装備や、レクサス セーフティシステム+3.0といった最新の安全装備も充実している。グレードにより2列/3列シートが設定されるが、ウルトララグジュアリーは2列4人乗りとなる。
ちなみに、北米仕様の車両価格は、LX600 プレミアムの10万7950ドル(約1600万円)からLX700h ウルトララグジュアリーの14万2450ドル(約2123万円)で、LX600 Fスポーツハンドリングは11万4950ドル(約1713万円)、LX700h Fスポーツハンドリングは11万8950ドル(約1772万円)となっている(いずれも、1450ドル=約21万6000円の配送/処理/手数料を含む)。